暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:02 Innocent StrikerS
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ながら……。

「全員は言えないけど、一人はユニゾンリライズを駆使して戦うタイプ。そして、刀の二刀流で、加速減速が上手い人かな」

「それは楽しみです」

 と、彼女の目に火が灯った瞬間、他のスピード自慢2人もその言葉に反応したのを私はしっかりと見て。ちょっと嬉しくなる。

 ……そう言えばこの世界のフェイトも、響さんを気にするのかなとちょっと気になってみたり……いやないか、大丈夫だろう。

『やっほ流』

 ふと、皆が待つ第二シミュレーター室のモニターに震離さんが現れた。ということは、ある程度準備が出来たのかな?

『とりあえず、準備できたから……誰か一人を』

「その前にどなたが?」

『んー、ひび……侍の女の子』

 思わず2人揃って苦笑い。さて、ということはシュテルが出ようとするのか、それともチームアップさせるか……。

「にゃがれー、さっきのあれ無しでいいから、僕行きたい!」

「な、レヴィ?!」

 悲鳴のようなシュテルの声を聞きつつ、レヴィが元気よく手をあげてるのを見て。さっきの約束を思い出しながら……。

「いいの?」

「うん! だって、GMモードみたいなものだし。何時でも出来るんだったら、僕は速さで勝負したい!」

「……あー、ならお願いしようかな」

 コレはタイミングが悪かったなと諦めよう。まさか響さんの話を言ったら、このタイミングで出てくるとは思わなかったし。
 それにちょっと気になるところでは有る。ゲームで戦い磨かれた彼女達と、実践を経て鍛えられたあの人達。それが交わったらどうなるか気になる所でも有るしね。

「よし、なら一番手はレヴィで。震離さん。こちらはいいですよ」

『了解、レヴィ。何時も通りセットアップをお願いね』

「了解!」

 嬉しそうに、シミュレーターの中へと入っていくのを見送りながら。

「レヴィ! 負けは許さぬぞ!」

「負けたら許しません……」

「ファイトです!」

 王様、シュテル、ユーリがそれぞれ声を掛けていって、他のチームの面々は興味深そうに対戦が始まるのを待ってる。

「それじゃあ、頑張っていってらっしゃい」

「うん! よーし」

 ふと、震離さんの方でも動きがあるのが見えるのと、向こうで響さんが嫌がってる声が微かに聞こえる。やっぱり容姿が違うのとそういう格好になるかもしれないから恥ずかしいのかな? だけど、覚悟を決めた様で……。

『「リライズ・アップ!!』」

 二人の声が重なったのが聞こえた。
 


――side響――

「リライズ・アップ!!」

 この場合、世界が変わったというのが正しいのかな? 気が付けば青空の中を飛んで、足元には海。時折流れてくる
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