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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:02 Innocent StrikerS
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間。

「……え、な……え!?」

 一瞬で顔が赤くなった。フェイトさんも恥ずかしそうにしてるとは言え、そのリアクションを楽しんでるように見えるのは気のせいじゃないな。

「よーし、奏用意出来たから行こう!」

「はいはい、ティア程上手く出来ないかもしれないけどよろしくね?」

「うん!」

 響のリアクションをもっとみたいなぁと思いつつ、スバルと共に、シミュレーターの中へと入って。

『奏もスバルも用意はいい?』

「「いつでも!」」

 震離の声に応えつつ、軽く深呼吸をして。

「「リライズ・アップ!」」

 
――side流――

「うー、くーやーしーいー!! 似たようなスタイルだから負けないはずなのにー! 有利だったのにー!!」

 うわーっとソファーの上で悔しそうにバタバタしてるレヴィを見ながら苦笑い。あれは確かに押してたけど、響さんのユニゾンが上を行ったんだろう。
 だけど、あの姿であれということは、本来の姿ならもっと速く鋭かったわけで。

「むう、流。あれは何だ? あれがCPUではない誰かだというのは分かるが。我らはあの者を知らぬ」

「さぁ? まだ内緒ですよ」

「……うむ」

 王様の視線が鋭くなる。というのも、自分達と同等だということを認めての意味でだ。レヴィもまだ真の実力を出した訳ではないが、あんなふうに負けるとは思わなかったんだと思う。
 事実、T&Hと八神堂……いや、ヴィータ達は強いねーと新しいライバルの登場に驚いてるけれど。ダークマテリアルズと、はやて、そしてフェイトは違う。
 明らかに今までと毛色の違うタイプの出現に、違う意味で喜んでいる。特に……。

「……フフ」

 シュテルに至っては完全に火が入ったらしく。少し体がそわそわしてるのが分かるけれど……。

「さ、次は5人対2人。誰が出ますか?」

「はい!」

 と元気に5人丁度手が上がったのは、なのはにアリサ、そして、すずかとT&Hから三人と、スバルとティアナのタッグが手を上げてくれた。
 フェイトは何か考え込んでるようで、アリシアさんは頑張ってねーと応援の体勢に入ってる。おそらくスバルとティアナに譲ったんだろう。

「ルールは何時も通りのフリーバトルと変わらないから、胸を借りるつもりでね?」

「うん!」

 そのまま五人を見送る。ふと、フェイトがさっきの試合を見てるのがみえたので、そこに近づくと。小さな声ではっきりと。
 
「やっぱり剣術って格好いい……」

 ……あ、コレは初手の人選間違えたなぁと。
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