暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Innocent StrikerS
Duel:01 再会を夢を見た日
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さよ……。

『煙が晴れます』

 はなの一言と共に、直ぐに構える。囲んでるのは4つ、フェイトの正面に3つ。本当は俺の正面だったんだけど、慣れてないなら私がやるって変わりました。
 だって、この姿で初戦闘で初ユニゾンとか不安しか無いって言われたし。
 
 そして、煙が晴れると、周囲を大小二つづつの、計4つの砲身が取り囲んでいる。しかもそれぞれしっかりこちらに照準を合わせてる辺り、抜目がない。

「え……な、え?!」

 俺の後方から狼狽えるようなそんな声が聞こえる。そちらに視線を向けたいが、下手に動けば撃たれかねない。何時でも抜刀出来るように構えてるが、この姿で何処まで戦えるかわからない以上、防ぐことを一番にするかね。

「時空管理局執務官、フェイト・T・ハラオウンです。武器を下ろしてほしいのと、この状況の説明をお願いしたいのですが?」

 一切ぶれること無くフェイトが告げる。だが、その間もあちら側はこの状況を飲み込めて無いようで。

「え、あ、モードリリース」

 あちら側がそう告げると共に、砲身が消えて、気配が一つになったのが分かる。俺も刀から手を離して、背後を見るために振り向くと……。

 茶色いショートカットに、後ろ髪を一束に纏めた、長身の……どっちだあれ? 女性とも男性とも取れる人物がそこに居た。背丈的にはフェイトより、少し低いくらいかな? 左目が蒼く、右目は角度的に髪で隠れて見えない。

 だけど、その容姿を見てると何処か懐かしくて……。根拠も何も無いのに、どういうわけか敵ではない、と考えてしまう。
 フェイトも同じ気持ちらしく、あくまで敵対ではなくて、説明を求めてる辺り不思議な感覚なんだろうなって。

「要求に応じてくれてありがとう。それで、この場所は―――」

「いえ、その説明よりも……一つ確認したいことがあります。良いですか、フェイトさん、響さん(・・・)。そして、はな(・・)?」

 反射的に刀に手を掛ける。さっき名乗ったフェイトはともかく、俺はまだ何も言っていない上に、俺の中にいるはなの名前まで言い当てやがった。

 フェイトもそれを察して、バルディッシュを持つ手に力が入ってるのが分かる。

 だが、不意に部屋の中を灰色の閃光が走ったかと思えば……。

「お久しぶりです。になるんでしょうかね?」

 光が収まったと共に、長身の人物は消えた。代わりにそこに居たのは、見知った茶髪のショートカットに、赤と蒼のオッドアイの……。

「機動六課所属……いえ、最後の時は異動命令が出てましたからコレは誤りですね。とにかく、時空管理局所属の風鈴流空曹です」

 白衣を纏った流がそこに居た。そう認識したと同時に息を飲んだ。俺が最後に流と会話したのはヘリの中の……通信だ
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