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Innocent StrikerS
Duel:01 再会を夢を見た日
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を、今外に出す訳にはいかない」
何とか落ち着きを取り戻すが……しかし困った。証明する手段が無いし、今言ってることは無茶なことだというのも分かってるが……どうするか。
「……フフ、変わった人ですね。気に触ったらごめんなさいね。せっかく白銀のポニーテールで、綺麗な人なのに、俺って。何処と無く私の仲間に似てて」
フフと笑う奏の笑みを見て、思わず眉間にシワがよるのが分かる。
「いやあの悪気があるわけじゃないの。ただ、なんというか全然違うのに凄く似てて驚いたなって」
「……はぁ。まぁいいけど」
『緊急連絡! 嬉しい訪問だけど、不味い訪問でもあることが判明!! とりあえず近い順から行くから待っててね!!』
俺のデバイスから聞き慣れた声が響いた瞬間、奏とはやてさんの目が丸くなった。だが、しまったとか考えてる場合じゃないが……この反応は。
「応えなさい。今聞こえた声は、私の親友の声に酷似してたけど?」
再度銃口を向けられる。しかも何処と無く焦りを含んでるのが分かるから、余計にしんどい。
「あぁ、確かに知ってる声だとも。お察しの通り……この声は―――」
『書店フロアから業務連絡。そちらに今1人通したぞ』
「!!」
……最悪。タイミング悪すぎ。書店側からの連絡を……その声を聞いた瞬間はやてさんの目が見開いた。
こちらはあっちを知ってるけど、あっちは俺を知らないから……戦闘となれば、おそらく手加減抜きで来るよなぁ。だが、地響きに似た音とともに、何かが高速で降下する音が聞こえてくる。
その音の正体を知らない二人は警戒を解かないが、俺はその音がなにか知ってるからこそホッと胸を撫で下ろす。今度はタイミングバッチリだから。
そして、同じフロアに着いたと同時に……。
「呼ばれて飛び出て私が見参! こっちには誰が来た……の……って」
振り返ると、見知った金髪がそこにいた。だけど、ここに来た奏とはやてさんの顔を見て、困惑したような表情になって。
「ッ……奏だあああ!!」
「え、あ……ああ、震離ぃい!!」
今の今まで俺に銃口向けていたのをやめて、銃を武装を解除して駆け出す。このフロアに着いたばかりの震離もまた、奏に向って駆け出して。強く抱き合った。
震離から聞いた話を思い出す。最後に別れた時、あんまり説明する間もなく別れて、ただ無事に帰ってくると言うことだけを伝えてから、世界を離れたらしい。
だからなのか、二人はお互いを確かめるように抱き合って……そして。
「よかっだぁあああ。奏だぁああ、ようやっと会えたぁあああ。何で髪短くなっでんのぉおお」
「わた、私……元三佐に負けて、海に落ちた時に氷割れてそのまま髪ごと氷が砕けて、それで……って
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