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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第76話 ドッペルゲンガー
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――sideなのは――
「……うーん。なんて伝えるべきかなぁコレは」
病室のベットの上でモニターを展開して首を傾げている。幸い……ってわけじゃないけれど、ヴィヴィオは今お休み中というか、響達の様子を見に行ってる所。
ちょうどいいと考えて、私のメールボックスを整理していた所、問題は起きた。
お姉ちゃんと、アリサちゃん、すずかちゃんからのメールが入っていたこと。内容は常々連絡を入れてる通り他愛もない、日常の様子を。それこそ元気にしてますかって言う内容ではなく、また遊びたいねとかそんな感じのメール。
でも、今回はそれに加えてもう一つ合った。三人共ニュアンスは違えど、言ってることは一つ。
―――最近震離から連絡が来ないけど、忙しいの? と。
この前地球へ戻った時に知ったけど、震離ってばウチのお姉ちゃんとエイミィさんとメル友になって、前回の交流を経て、アリサちゃんとすずかちゃんとも連絡先を交換してて……結構な頻度で連絡を取り合ってたみたいだし。
そして、最後の連絡……震離と流が六課を発った日から連絡が来ないと心配したメールが届いていた。おそらくこの様子から察するにエイミィさんは知らないのか、はたまたクロノ君は敢えて伝えてないのか分からない。
だけどなぁ……。
「……はぁ」
思わずため息が漏れちゃう。あの二人の生存を信じている。とは言え、それをなんて説明したら良いのか全くわからない。遠い所へ行っちゃったなんて書いた日には間違いなく誤解されてしまうし。かと言って行方不明になったもほぼ同じに取られてしまう。
「なのはママー!」
「……お?」
遠くからヴィヴィオの声が聞こえる。ゆりかご戦を経て、私は限界以上の出力を出した関係で検査入院。ヴィータちゃんは駆動炉に至るまでの怪我で同じく入院。そして、ヴィヴィオも入院してるけど……殆ど無傷な関係と、単に私と共にと言う意味合いが強い……んだけど。
最近は全くもって元気一杯になった。響達の友人だというリュウキ君がよく遊んで貰ってるけど、それでも元気が余ってるくらいだ。
近いうちにフェイトちゃんの所に行かせないとなぁ……これ以上は流石に病院側に迷惑だろうし。
「見てみて、お姉ちゃんが出来た!」
「はいはい……って、え?」
パタパタと走って病室に入ってきたヴィヴィオ。そして、手を引かれて入ってきたのは、黒髪のポニーテールを揺らした女の子、黒いノースリーブにカーゴパンツを履いてる、華奢なのにアンバランスなそれはとっても見覚えがあって。
「え、響!?」
「え!? バレた!?」
思わず口走ったのに、大当たりしてしまったみたいだ。
少し気恥ずかしい様で、顔を少し赤くしてる。
いやでもその前に
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