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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第76話 ドッペルゲンガー
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のにー」
「えぇ……いや、その……」
ヴィヴィオの無邪気な発言に、更に顔を赤くしてる。もうここまで来たら認めたらいいのに。ワタワタとしてる響が不意に静かになったと思えば……愛おしそうにフェイトちゃんを見つめつつ。
「だけど、あの時怪我させずに済んで本当に良かった」
コレには私もヴィヴィオも、そしてはなも驚いたように目を丸くした。あの時操られていた以上それは仕方ないとは言え。やっぱり気にしてたんだね。
それ以前に響?
「響、今そんなに表情出してないって思ってるかもしれないけど。バッチリ表情出てるからね?」
「……え゛?」
何度目か分からないけど、また顔が赤くなって行く。
そう言えば……響が倒れた次の日かな。フェイトちゃんが帰った後……奏がお見舞いに来た時。少しお話をした。
勝手に席を空けてごめんなさいっていう事と、今取り掛かってる事。そして、奏の独白を聞いた。
響の事が好き
だった
(
・・・
)
。
何処かスッキリとした顔で彼女は言った。
私は彼女たちをそこまで知ってる訳ではない。未だに謎な部分はあるし……もっと言えば、なぜ響に集ったのかが分からない。
違和感……と言ったら失礼かもしれない。だけど、それでもだ。
笑顔で振られてしまったと告げる奏の姿は、何処か儚く綺麗なものだった。
まぁ、その後……死にそうな顔で、しばらく六課に来れないですけどねって泣いてたけど。理由を聞いて驚いたなぁ。上層部の方で震離が管理局の情報を流した疑惑があると言うんだもん。コレには私も頭に来たけど……。
この件はなんとかなるからって言うから奏に一任することにした。勿論困ったことがあったら、直ぐに私に伝えるようにと、念を押して。
私は……いや、私もか。流と震離が行ってしまった事に納得していない。
何があったのか、どうしてその道を取ったのかとか、いろんな事を聞きたい。ゆりかごの主砲を防いだキュオンさん、第二形態となった聖王を抑えたヴァレンさん。あの二人のことを……。
そして何より、ちゃんとお帰りなさいと言ってあげたいから。
で、それよりも。
「いい加減白状した方が身のためだよー? だってヴィヴィオが……」
ちらりと視線をヴィヴィオに向けると、察したようににっこり笑って。
「そうだよー。早く教えてよー響
パパ
(
・・
)
」
「……ぱ?!」
「「あ」」
目を白黒させたと思ったら、完全に放心しちゃった……。エリオやキャロのお母さんにあたるフェイトちゃんと一緒になったということは、そう言われてもおかしくないはずなんだけど……ちょっと刺激が強すぎたかな?
――sideリュウキ――
「聞いてくれアーチェ……俺は
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