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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第76話 ドッペルゲンガー
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はは、と力なく笑ってる。保護責任者って結構審査が厳しいのかな? はやてさんとかなら、直ぐに降りそうなもんだけど。
「私のところやと……シグナムがアギトの保護責任者になるのが決まった。
セインは……私の代わりにシスターシャッハが、オットーとディードはカリムが。ノーヴェと、ウェンディはナカジマ三佐が……あとは、チンクとディエチが決まってないけど、多分ナカジマ三佐の元へ行くやろうし。
それ以外にも、トーレとセッテは、敗者には敗者の矜持があるゆうて断っとるし」
「あらら……なんというか、まぁ」
思わず苦笑い。だけど、気になったことが一つあって。
「トーレとセッテは……確か煌と戦ったんでしたっけ?」
「そうやねー。せやけど、なんか気になることでもあるん?」
「いえ、そういうわけじゃなくて……、でも……もしかしたらその2人もまだチャンスがあるかもしれないと思って」
「と、言うと?」
首を傾げるはやてさんに、ニヤリと笑みを浮かべて一つ。
「2人のその理屈だと、勝者は煌です。そして、今でこそまだ起きてませんけど……煌の性格を考えるに、きっと2人がそのままというのはよろしくないと考えるでしょうしね。もしかしたらって可能性が一つあるかな、と」
「……なるほど」
二人してニンマリと笑う。だけど、直ぐにさみしげな表情を浮かべて。
「問題は……レイが不味いんよね」
「……えぇ、聞いてます。記憶がまっさらになった、と。加えて戦闘行為に……いえ、拳を向けられただけで拒絶反応。アコース査察官の記憶操作を以てしてもまっさらになっているって」
ゆりかご戦の翌日には、レイも目覚めた。未だに片腕は治って居ないものの、それでも意識を取り戻した彼女は……驚くほど毒気が無く、おとなしい人物へと変容していた。
レイと多少なりとも会話をした人物として、フェイトさんが簡単な質疑応答をしても、彼女は歳不相応なほど幼い言動……大きな子供となっていた。
それ以上に、フェイトさんのことも知らず、お姉さんと呼び慕う程だった。
次に姉妹の写真を見せると嬉しそうに大事な家族だと彼女は言ったが、直接合わせるのは危険だと判断され未だに病室に入れられたままだ。もし、接触して記憶を取り戻し、抵抗されては敵わないと判断されてのこと。
一番驚いたことは、戦闘の映像を見せただけで大きく取り乱したということ。僅かな戦闘であっても怖いと泣き叫ぶ彼女のそれは、演技にしては力が入りすぎてると言われている。
私もその部分を見せられたが……とても嘘をついているようには見えなかった。特に戦闘の中でも……誰かが傷ついた瞬間が一番悲しんでいるようにも見えた。
この事から、流……もとい、ヴァレンさんの写真を見せた日には卒倒するんで
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