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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第76話 ドッペルゲンガー
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が無罪だということを証明するためにフレイさんの元で私が独自に動く事となった。

 元々言いがかりに近い今回の案件。何とか出来る……とは思うけど、今一歩足りないと言った状況だ。色んな所を行ったり来たりしてる中で、地上本部に戻って来た所で、アースラに顔を出した所……シャーリーから、何で髪戻したの? と質問され、意味がわからず話を聞いて……知らない私がいると判明したんだよね……。

「ほい、こんなんで申し訳ないけど」

「へ、ぁ……いえ、とんでもない!」

 気が付けば私の隣に座っているはやてさん。そして、その手にはココアが握られてて、それを渡される。ふと、はやてさんの手元を見るとブラックコーヒーがあるのが見える。

「震離から聞いてたんよー。奏は甘党やーって」

「あ、あはは……すいません」

 ポッと顔が熱くなるのを感じながらココアを一口飲んで熱を冷ます。うーん。私の情報というか、この手の話が何処まで広まってるのか今度調べなきゃなー。

「……奏は私の事恨んどる?」

「……はえ?!」

 突然の質問に思わず声が裏返った。恨む? 私がはやてさんを? 何で?

「……もし、あの時……流の異動をなんとしてでも拒否しとったら、震離も……流も今頃皆ここに居たのになぁって」

 ポツポツと話すはやてさんの言葉に耳を傾ける。そこから感じるのは後悔の念だ。おそらくずっと気にしてたんだろうなぁと。

 まぁ、言いたいことが無いと言えば嘘になる。だけどそれは……。

「まぁ、恨む恨まないは無いですけど。はやてさんの采配のお陰で……私はフラれたって自覚できましたしねー」

「……そっか、やっぱり恨んで……はい?!」

 思ってた回答と違ったのか、グリンと首をこちらに向ける。

「え、奏も知っとるん?!」

 ……ん?

「え、待って待って。はやてさん? もってなんですか?」

「へ? あぁ。いやな。私もゆりかご戦で、セインから映像見せられてんよ……えっと、あ、コレやコレ」

 通信用の簡易デバイスを取り出したと思えば、モニターを展開して私が見やすいようにしてくれて。
 音声こそ無いものの、そこに映るのは、フェイトさんと響のキスをした時の映像。

「……あぁー。なるほど。やっぱり救ってから告ったのか……だけどどっちから告ったんでしょうねコレ?」

「……どっちやと思う? ちなみに私はフェイトちゃんからに一つ賭けて。なのはちゃんは響からに賭けてる。奏はどっちやと思う?」

「……先輩ヘタれる所あるから、きっと響からだと。というか、セインって……あぁ、ナンバーズの子でしたっけ?」

「そうそう。ナンバーズの子達も保護責任者を探しとるんやけど……私やと承認が降りひんくてなぁ」

 あ
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