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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第76話 ドッペルゲンガー
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詫びします。申し訳ないです」
「ううん。一瞬の隙で逃げられるなんて私も甘く見てたから仕方ないよ。まぁ、バリアジャケットでも纏ってくれたのは良かったよ」
思わず私もはなも苦笑い。暁鐘と晩鐘に内蔵されてるバリアジャケットを纏ってくれたのは本当に有り難い。流石にブカブカの病院服では良くないもんね。それにこれから外に行くっていうのに。
それにしても……。
「今度は嫌がらないように、もう少しちゃんとした服を用意しなきゃ」
「きっと主はスカートは嫌がるでしょうしねー。色々用意しないとですね」
私の左肩に座るはなと笑い合う。
それにしても……何処へ行ったのやら。外に逃げるとは思えないし、かと言ってリュウキの所は知らないだろうから行けないはずだし……。
「あ、フェイト様。主が目を覚ましたって、なのは様達に伝えなくて平気ですか?」
「そっか。丁度いいしなのはの所へ行ってみようか」
「はい」
響がまだ目を覚ましてない頃に、なのはとヴィヴィオの御見舞も兼ねてたけど……言われてみればまだ報告もしてなかったなって。
だけど……。
「―――!」
「――――――!」
なのはとヴィヴィオの病室に近づくに連れてどんどん騒がしくなってきた。
正直な所、最近この病室に来るのが……ちょっとだけ抵抗がある。というのも、ことある事に、響とはどうなったのって聞かれるから。
私としては、その……どうせなら響と一緒に報告したりしたいってのもあって……なんというか、その……恥ずかしくて。
よし。いこう!
「なのはー、ヴィヴィオー。響が目を覚ました……よ……?」
カチャリと扉を開けて、まず目に入ったのが……空いてるベッドの上で、ヴィヴィオが響を押し倒してた。
そして、ふと気づいた。ううん、気づいてしまったことが一つ。
響の状態って、よくよく考えれば美味しいなぁって。
「良いものが見れ……まし……た」
すぅっと、何かが抜けていく感覚を感じながら。
「フェイトちゃん?!」
遠くでなのはの声が聞こえた気がした。
――side奏――
「ダメや、完全に振り切られた。もー何やねん、もう!!」
「最悪ですね……というか、目的が分からなさすぎる。デバイスを奪うだけで、ここまで来るとは考えられないですし。
そもそも開発途中だと知ってなきゃピンポイントで来れないはずなのに」
カーっと、杖を振り回すはやてさんを他所に、適当なベンチへと腰掛けて深い溜め息を一つ。
アースラから逃げた髪の長い私を追い掛けて公園まで追い込んだはいいけれど……その瞬間反応が途切れた。
妙だなーと思う半面、凄いなとも思う。実際どうしたのかわから
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