暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第76話 ドッペルゲンガー
[2/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
。
「え、何で?」
「いえあの……色々ありまして――」
――――
「へー……そんな事があったんだ。今もだけどあまりそれ表に出しちゃ不味いよね?」
「えぇまぁ……条件満たせば何時でも変われるみたいです。まぁ、嬉しい誤算がコレなんですけどね」
あははと苦笑しているけれど。響の言うコレが分からなくて首を傾げる。そして、気づいた。
「あ、怪我を無視できるということかな?」
「えぇ、こっちだと普通に歩けますしね。嬉しい誤算です……どの程度コレが続くのかわからないですけど」
うーん。条件を満たせば変わるって言ってたせいなのかな? なのはさんとしては、なんでそうも簡単に受け入れている……と言うか、諦めてるというかが分からない。
「……なんかあったの?」
「……まぁ、はい」
フフフと遠くを見る響を見て、私もヴィヴィオも苦笑い。
多分きっと間違いなくフェイトちゃんが何かしたんだろうなー。だっていないし。普段抑えてる分一気にいったんだろうなぁ。フェイトちゃんってばその辺りの加減って下手っぴだし。
ふと、ヴィヴィオが響の後ろに回ったと思えば……そのまま後ろから抱きつく形に。なんだろうなーと眺めていると。
「……ねぇ、響。フェイトママとどうなったのー?」
にやりと笑みを浮かべたヴィヴィオと対称的に、サッと顔が青くなる響。私としてもヴィヴィオの意図が読めたので。
「そうだねぇ。フェイトママとこの話をしたらすぐ逃げちゃうから……ねぇ?」
ぎくりと体が硬直したのが見えた。私はベッドの上だけど……既にこの部屋の出入り口はヴィヴィオが閉めている。
響も逃げようとしているけれど、後ろから腰に抱きつかれてる関係で動きが取れていない。何よりも、姿が変わっている状態ならば、ヴィヴィオを振り切るのは難しいはずだ。
「……あの、今度じゃ」
「「ダメ」」
フフフ、色々聞きたいこともあるし、はやてちゃんから見せられた映像もあるし……逃げ場はないんだよ?
――side?――
「あ、
奏
(
・
)
さん。お疲れ様でーす」
「うん、おつかれ〜」
道行くロングアーチの面々になるべくそれっぽく挨拶を交わしていく。しかし、色々考えて考えて、考え抜いた結果……まさか
奏
(
・
)
の姿を借りる日が来るとは。人生はわからないもんだなぁ。
それにしても、地上本部の空港にアースラを……六課の仮本部があるのは重畳だな。お陰で侵入が容易かったし。
何よりも、ゆりかご戦から今日で3日目というのも有り難い。
コチラの都合も……心を整理するまでかなり要してしまったし。
「あれ奏ー? どうしたの?」
不意に名前を呼ばれてギクリと反応してしまう。向こうか
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ