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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第十七話 天主
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「くっ…穿て、星々の煌きよ!そして愚者よ、闇へ還れ!光に散れ!!」

人工衛星・“星晨”を利用したレーザーと八咫烏と黒豹がレーザーを放つなど、紫電の攻撃も熾烈となっていく。

「アンリミテッドヴォルト!!」

アンリミテッドヴォルトを発動して攻撃力を倍化すると、八咫烏と黒豹に雷撃を流し込み、そしてコアに避雷針を当てて紫電の体力を削る。

「ぐああああ…っ!!」

「シアンは絶対に取り返す…彼女の明日のためにも!!」

「明日…だと…?悪である君達に明日はない!!天統べる神の帝!銀河の彼方より招来れ天星!これが神罰、滅びよ愚者よ!!鳴動の虚空、彼方より招来れ!!……天津星よ!!!」

上を見上げると巨大な星がGV達目掛けて落ちてくる。

「あれは…!!」

「何という規模…あれは夢幻鏡でも避けられません…」

あまりのことに絶句するGVとテーラ。

紫電の体力を考えれば星が落ちる前に倒せるかどうか疑わしい。

せめて八咫烏と黒豹が無ければ話は別なのだが。

「……出来ればあまり使いたくはなかったが。GV、俺があいつの体力を一気に削る…最後の一撃を決めろ…」

「兄さん…」

「チャンスは一度きりだ。これが失敗したら俺達の負けだ。行くぞ」

「うん」

「気をつけて下さい、ソウ」

「ああ…迸れ、紅き雷霆よ!銃口に集うは全霊の力!全てを滅する破壊の紅雷!我が敵を撃ち滅ぼせ!!ライジングオーバードライブ!!」

ギガヴォルトセイバーがチャージセイバーを極限まで高めた物なら、紅き雷霆の力でチャージショットを極限まで高めるSPスキルを発動し、ソウの銃に雷撃の力が常時MAXの状態となる。

しかし、銃を握っているソウには分かる。

こうして握っているだけで銃が悲鳴を上げており、何もせずともこのままでは自壊してしまう。

ソウは引鉄を引くとより強力となったチャージショットをまるで通常弾のように連射していく。

八咫烏と黒豹に直撃させて、紫電のコアを露出させるとそのままコアを集中攻撃して紫電の体力を大幅に削った。

「ぐおおおおおおっ!?」

八咫烏と黒豹が機能停止に陥り、紫電の弱点は常に露出することになるが、ソウの方も無事ではなかった。

ここに来るまでに酷使された銃は過度の負担に耐えきれずにバラバラになり、ソウも能力を酷使して全ての力を使い果たしてしまい、オーバーヒートを起こしてしまっている。

「今だ…決めろ…GV!!」

「ありがとう兄さん…迸れ!蒼き雷霆よ!!煌くは雷纏いし聖剣!蒼雷の暴虐よ、敵を貫け!!スパークカリバーーーッ!!!」

アンリミテッドヴォルトで強化されたスパークカリバーが紫電のコアを粉砕した。

「馬鹿な…この僕を…秩序を…砕
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