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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第十六話 復讐
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では使わない避雷針を数発放って、アキュラの甲冑(アーマー)に守られていない部分に刺す。

「あぐっ!?」

するとそこから出血し始め、深く突き刺さっているので止まることなく血が流れていく。

「貴様は全身から血を流して死んでいけ。少しずつ迫る死の恐怖に怯えながらな。行くぞテーラ、この雑魚のせいで余計な時間を取られた。」

「とどめは刺さないのですか?」

「とどめを刺す価値もない害虫に何故そんなことをする必要がある。それに放っておいてもこいつは勝手に死ぬ。じゃあな、精々死の恐怖に怯えながら死んでくれ」

倒れているアキュラを床に転がる小石のように蹴り飛ばすとソウはテーラを連れて紫電の元に向かうのであった。

「く…そぉ…」

血が少なくなって朦朧とする意識の中でアキュラが思うのは修理不可能なまでに破壊された父の形見である銃への無力感と能力者(化け物)に脅威とも思われずにゴミのように倒された自分への怒りであった。
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