蒼紅:第十六話 復讐
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
覆滅!!消えろ!!能力者(化け物)!!!」
ソウとグリードスナッチャーのオリジナルの能力の持ち主であるカレラとの戦闘を見ていないこの時のアキュラは自身の勝利を確信していた。
パンテーラの第七波動を再現した武装を展開しながらソウに突進する。
「ふん」
グリードスナッチャーによって多少の脱力感は一瞬感じたが、短時間で立て直すとジャンプとマッハダッシュでアキュラの背後を取り、振り返ったアキュラの顔面を鷲掴みにして壁に頭を叩き付けた。
「ぐあ…っ!!」
「俺とカレラの戦闘は知らないだろうと思ってわざと受けてみたが正解だったようだな。俺にカレラの能力は完全には効かん。磁界拳の効果よりも俺の第七波動回復の方が速いようだからな」
正確にはグリードスナッチャーは磁界拳と違って第七波動の流れを乱して空気中に拡散させるのだが、ソウの因子と体質が合わさったEPエネルギーの自然回復の早さにその効果が追い付かないのだ。
「何…だと…!?」
「こんな武装、貴様には過ぎた玩具だ」
チャージショットでエクスギアを破壊すると、冷徹な目でアキュラを見つめると再び頭を壁に叩き付ける。
「ぐあああ…!!」
何度も頭を壁に叩き付けられたことで頭から血が噴き出すが、それでもソウは壁にアキュラの頭を叩き付けて抵抗が出来なくなると床にアキュラを叩き付けた後に頭を足で踏みつける。
「どうした?前にも言ったが、その程度では俺は殺れんぞ?この程度で全ての能力者を根絶やしにするだと?笑わせるな、貴様では途中で返り討ちにされて死ぬのがオチだろう。」
アキュラの隣に落ちていた銃を拾うと、意識が朦朧としながらもソウを睨む。
「その…銃に…触るな…!!」
「何だ?こんな玩具がそんなに大事か?ならばこれで良いことを教えてやろう。貴様は皇神の屑共はともかく俺の家族にまで手を出そうとした。人の大事な物に手を出すとどうなるのかを優しい俺がこれで教えてやろう」
手に雷撃を迸らせ、アキュラの目の前で銃を破壊し、それを踏み砕いた。
破壊された銃はもう修理も不可能な状態である。
「き、貴様ーーーっ!!ごはっ!?」
「黙れ…まあ、これで貴様が死ぬ前にいい勉強になっただろう?人の大事な物に手を出すと、その因果は必ず回ってくる…来世とやらがあるのなら今度は身の程を弁えるんだな」
憤怒の表情で起き上がろうとしたアキュラを蹴り飛ばし、ショットを連射して身動きが出来ない程に痛め付けた後は再び頭を足蹴にすると自身の銃を構えた。
「弟なら甘さのせいで貴様を見逃してやったかもしれないが、俺はGVのように甘くはない。ただ、即座に息の根を止めてやる程の慈悲を貴様に与えてやるつもりもない。」
銃から普段はチャージショット以外
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ