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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第75話 あれから3日
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着くまではこの体制を維持するけれど、落ち着いたら少しでいいからお休みが欲しいと懇願された。本人曰く、各分身の経験値がフィードバックされるから、一気に疲労するし、戻ったら倒れるかもしれないとの事。

 勿論それは許可を出したんやけど……いやぁ、ほんま助かるわぁって。今六課の中ではロングアーチの柱になってた優夜と煌がまだ目覚めてないし、時雨はシグナムに付いて色々業務の補佐をしてもらっとる。騎士ゼストの件や色んな事があるからね……そして、その3人が居ない穴を紗雪が単騎……というか8人で対応してもらってるわけで。

 ……後はここには居ない流と震離の件で、奏に動いてもらっとる。
 
 と言うより、実を言うと、現在奏と、ロングアーチ所属の紗雪達4人って機動六課所属や無いんよね。今の所属はフレイ中将の部隊預かりとなってて、そこから出向と言う形になっとる。
 コレに関してはフレイさんに抗議しようかと考えた、無理やりでは無いけど、勝手に連れて行ったわけやし。せやけど、その件に関しても正式に謝罪を頂いたのと、そうしないとこの五人は無断出撃を、魔法の無断使用を行ってた訳で……それを防ぐためでもあったと聞かされたし。
 何より奏達が自分でそう言っておった。外された日には既に計画を立てて、病院を抜け出す用意を初めとったらしいし……。

 せやから、現在機動六課に正式に所属してるのは、今入院してる響と、行方不明の震離の二名だけや。流も一応前の地上部隊に所属と言う形になっとる。あの子の古巣の特殊鎮圧部隊は滅んだというのが伝えられた。
 コレに関しては三提督と一部の上層部しか知らへんこと。私の場合は例外的に教えられた、唯一の生き残りを預かる身として。
 何で三提督が? と考えたけれど、事情を聞いて驚いた。ライザ・ジェイブは三提督と同時期に活動していた、影のエースだったと。そして、管理局が誤った道へ行かないためのカウンターとしてその部隊が設立された……が、まさかそのトップが裏切りスカリエッティに着くとは考えられなかったと。
 更にわかった情報が、嘗てのライザ・ジェイブがスカリエッティの遺伝子を見つけ、それを復元させたということ。コレでフェイトちゃんからの情報で、スカリエッティがライザ・ジェイブの事を母君(・・)と呼んだ訳を。

 ……はぁー。駄目やーもうしんどいわー。水面下で色々動きすぎててしんどいわー。

 早く響が目を覚ましてくれたらなー。色々いじれるんやけどなー。セインから見せられた映像で響とフェイトちゃんがちゅーしたのを見た時には、思わずよっしゃあってガッツポーズ取ったし。

 このゴタゴタが終わったらなのはちゃんらにもそれを伝えよう……フヘヘ。

 そう考えたらもう少し頑張れそうや……さ、もうひと踏ん張り行こうかー。
 
 ――――
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