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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第75話 あれから3日
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く助かってるし、バルディッシュも色々教えてるみたいだから成長してるっていうのがよく分かるしね。

「……うん、心配掛けてゴメンな。フェイトさん(・・)もごめんなさい」

 ……む。ペコリと頭を下げる。そして頭が上がった所で。

「……いひゃい」

 響の両頬に手を伸ばして抓る。と言っても優しくだけど……それにしても凄く柔らかいなぁって。ヴィヴィオのほっぺと同じ位……ではないけど、劣ってもいないし。
 気が付けば抓るのをやめて、もにもにと響の頬揉んだりして堪能してて。

「……もういい?」

「……はっ!」
 
 呆れたような響の視線を受けて慌てて戻して。

「……まぁ、今のは俺のミスだし。まだまだ咄嗟にさん付けになってしまうなって」

 アハハと苦笑。一応、響の格好を考慮して、カーテンを締めてるけれど、傍から見れば凄い状況だよね。男性の3人部屋の真ん中のベッドに女の子。間違いなく駄目な案件だと思う。

「さて、じゃあフェイト。一つ相談があるんだけど……ちょっといい?」

「……へ?」

 ニヤリと笑う響を見て、嫌な予感しかしなかった。


――sideはやて――

 はやてです。管理局……というより、地上部隊は慢性的な人手不足。そんな中で集めた機動六課……なんですが、ゆりかご事件の中心となって働いたこの部隊。

 仕事の量が偉いことになっておるんよね。かれこれ今日で3日目やけど、ほぼほぼ3徹目でもある訳で。すっごく眠いんやけど、資料作成やら現場の指揮の流れやら、やることが山……どころか積もり積もって月に届くんやないかって思うほどあるんよね。
 ロングアーチの子達も何とかついてきてもらってるけど、殆ど休めてないみたいやし……。いや、まだ休めてる方なんよね。

 今ロングアーチで凄く頑張ってるのが。

「はーい……時間だよーローテへんこー」

「「「「「はーい」」」」」

「「じゃあ休憩行ってくるー」」

 目の前で8人の紗雪が居るということ。初日こそ驚いたけど、3日目にもなるともう慣れた。
 なんでこんな状況かと言うと、紗雪が8人に影分身をして、ローテーションを組んで仕事に取り掛かっているということ。ただしそのローテーションが、1人は仮眠で、1人が仕事Aを。1人が休憩を、2人で仕事Bを片付けて、1人が食事休憩、1人が仕事Cを、最後の1人……もとい本体が、他のロングアーチスタッフの援護に回ってる。
 傍から見れば異様な光景で、休憩多くないかとも最初の内は思った。だけど、8人の感覚は独立こそしているけれど、その疲労度は共有しているらしく、お腹が空いて放置していたら皆倒れるし、睡眠不足ならば皆の行動がぎこちなくなるという欠点があるとのこと。
 ただ、一つ約束してるのが、落ち
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