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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第75話 あれから3日
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。
「フェイトさん、私はタクシーでも拾って戻りますので見に行ったらどうですか? はなも会いたいでしょうし」
「……でも」
「こちらは平気ですよ。私とティアナ、スバル達とで報告書は何とかなりますしね。フェイトさんもずっと働き詰めなんですから、この辺りで一度息抜きしないと。
……元々皆さんから質問攻めに合って大変な目にあってたのに」
「あ、あはは……はぁ」
ギンガの言う事を理解しているからこそ、自然と乾いた笑いとため息が漏れちゃう。響が倒れた後、なのはやはやて、ヴィヴィオに質問攻めにあって、そこから色々バレちゃって……もう。
「そしたら……お言葉に甘えようかな」
「えぇ、そうして下さい。それではお先に失礼しますね」
ピシッと互いに敬礼を交わして、ギンガを見送る。
よし、それじゃあ行ってみようかな。いなかった3日間の事もあるし、色々伝えなきゃいけないこともあるけど……暗い話は一度伏せよう。今は明るいこととかそう言うお話をしていこうかな。
そんな事を考えながら、もう一度病院の中へ入ると。
「んんなああああああ!」
「ハザマさん、走らないで下さいってば!!」
……うん? なんだか騒がしい人というか、確か今走っていった人って、アコース査察官が保護観察してて、響達の同期に当たるリュウキ・ハザマ君だったかな? なんか顔真っ赤にして走って、ナースさんから追われてたけど。
だけど、もうしっかり動けるようになったんだ。凄いなぁって。
不意に鞄がゴソゴソと動いたのが分かって、カバーを僅かに開けて余裕を作ってあげると。
「……ぅん。あ、あれ? ごめんなさいフェイト様! 仮眠のつもりが、こんなになってしまって……!」
隙間から、はなが飛んで出て来る。その格好は巫女服のような防護服とは違い、茶色の陸士隊の制服を纏ってる。この話もしっかりと伝えないとね。
「ううん、大丈夫だよ。それよりも響が目覚めたって知らせを受けたから今向かってる所だよ」
「本当ですか?! やったー!」
くるくると私の前で回るはなを見ながら、私も自然と笑顔になる。そんなはなを肩に座らせて響の元へ向かう。
ふと、響が倒れた時の事を思い出す。あの時、響が倒れたのは、それまでの戦闘のダメージと、緊張が解けたからというのがお医者様の見解。だけど、倒れたのはおそらく……流と震離が、ゆりかごが消滅したのを確認した直後だから、きっと関係があると思う。
そして、優夜と煌も、今は意識を失っているけれど……元々怪我を押して出撃。同時にそれぞれ深いダメージを負っていたにも関わらず、限界まで戦っていたせいでもある。
特に優夜に関しては後ろから撃たれて一度は堕とされたにも関わらず、限界の一撃を叩き込んだ
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