暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第75話 あれから3日
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が良いという意見もあるが、それでも死んだという決定的な証拠が出ない限りはMIAで通すと決定が下されたらしい。
 次に今回の主犯であるスカリエッティと、その協力を行った元三佐。どちらも非常に非協力的で、後者に至ってはずっと口を紡いでいるとの事。
 さて、今まで六課と敵対してきた黒い侍のアンノウンこと、リュウキなのだが。スカリエッティの元で戦ってた記憶は全く覚えていないらしいのと、アコース査察官が保護観察官となったことである程度の自由が許されたらしい。
 これはスカリエッティのアジトでアーチェを庇い護った上に、大量のガジェットの物量に押し負けそうになっていたシスターシャッハを助けたという功績が評価されたみたいだ。
 ただ発信機を取り付けられて居ることから、アコース査察官の力を以てしても、完全に容疑が晴れた訳では無いそうで。
 今まで自身が覚えていないとは言え、ナンバーズの子達が『正しい教育を選択できなかった』として、管理局が指定した海上隔離施設にて再教育を受けることになる時に共に入所、聖王教会(・・・・)側の人としてアーチェと共に教育に当たるらしい。
 
 コレに関しては特に可笑しいことではない。元々俺達のいた訓練校とは、一応選択肢として騎士にも魔導士にもなれるタイプの学校だった。リュウキは元々騎士を目指し、騎士学校ではない場所から目指してたと言うだけで、間違いではない。

 少しそれたが、それ以外だと、スカリエッティに従っていたナンバーズの1番と3番、4番、7番は協力する気はないとのこと。ただし3番と7番はまだ話を聞いてくれそうで、今後も説得は続けるらしい。

 で、話を聞いて、終わった頃に……。

「さて響。俺はお前に言わないといけないことがある」

 今までのおちゃらけた雰囲気とは一変、真面目な表情でその場を立つ。

 そして――――

「リュウキ・ハザマニ等空尉。只今帰還致しました。遅くなってしまって申し訳ございません、艦長代理」

 敬礼をするリュウキを見て思わず呆気に取られる。だが、直ぐに表情を戻して。

「ハザマニ尉。帰還を歓迎する―――良かったよ、またこうして会えたのだから。あと、今の俺の階級は空曹だよ?」

 お互いににやりと笑って。

「は、じゃあまずは焼きそばパンでも買って来てもらおーか、アーハァン?!」

「よっしゃ行ってくる」

「え?!」

 上官殿の命令なのでせっせと用意を始める。焼きそばパンかー、何処にあんだろうなー。

「冗談だって、ごめんて。まじごめんて!」

「はは、相変わらずマジになると慌てるのな」

 ケラケラと笑うと、バツが悪そうに頭を掻いてため息一つ。

「……まぁ、俺は今後どうなるかわかんねーけどな。気がついたらアーチェが死にかけて
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