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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第75話 あれから3日
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のユニゾンで、肉体を花霞にしてるんやろなー。それならこの声もまだ理解できるし。

『え、ううん。逆ユニゾンではないよ? あ、でもユニゾンするってのはその通りかな』

「……はい?」

 ますます分からへん。何が起きてるんや?

『見たほうが判るでしょうよ。条件は伏せるけど』

『あ、ちょ、響。待って待って』

 ゴソゴソと視点が変わって、フェイトちゃんから……。

『今こんな感じです』

「……え?」

 黒髪の女の子。白い卵型の頬。黒眼の大きな瞳に、細い眉毛。そして、ぶかぶかになった入院服を着た。
 それこそ響に娘が居たらこんな感じなんやろうなぁって感じの。

「……ええなぁ!!」

『なんでやねん』

 なるほど、あんまり認めたくないけど、スカリエッティとは変なところで趣味が合いそうやなーって。

 ――――――

「……はぁ。なるほど。その姿だと怪我を無視……というか、本体? と独立してるから問題ないし、見た目の問題は花霞とユニゾンして、変身魔法でコントロールしたら問題なし、と」

『えぇ、だって間違いなく事件の中心に居た六課が今平和なわけ無いじゃないですか。それなら手伝って落ち着いた時にまた入院なり、リハビリをすれば良いと考えたわけなんですが……』

 画面の向こうの響の視線がチラリと隣を見る。眉を八の字にしたフェイトちゃんが小さく唸っとる。
 あー、今いじったら間違いなく後々怒られるから、一旦やめとこ。

 けどなぁ……。

「フェイトちゃんの気持ちも判る。けど、響の進言も助かる。今は正直猫の手も借りたいくらいやし……」

 わー、画面の向こうで対称的な反応しとるー。響は小さくガッツポーズ。フェイトちゃんは深い溜め息。だけど、さっきの響の言葉から察するに……。

「……響。フェイトちゃんと一緒にスカリエッティに面会してもらえるか?」

『……はい?!』『え?』

 今度は響が青くなったわ。あかんわー、面白いわー……ってちゃうよ。

「で、面会して情報……つまり今の響の状態がどうなってるか聞き出して来てくれたらええよ。そこから新しい情報が得られるかもしれへんし。何よりなんか確認するんやろ? 主にその姿関係で」

『……ま、まぁ。はい』

 なんやろ? 響は捕まってた時の記憶を持ってるんかな?

「……嫌なら別にええけど、どうする?」

 私としては、正直な所どちらでもええんやけどね。コレだってフェイトちゃんが戻ってきた時にちょっとお願いしようかと考えてたことやし。留置所の人たち曰く自分達では取り調べに成らないって言っとったし……。

 それに。

「病院には私が連絡入れとくから、ちょっとの間くらい二人っきりになりーや」

 わざ
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