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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第75話 あれから3日
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鳴る声は一同に「廊下は走らないで下さい!」と誰かに向って言ってるようだ。
元気が有り余ってる子なのかな?と考えていると。徐々に走ってる足音が聞こえてきて……。
「寝坊助共よ! 今日
も
(
・
)
遊びに来たぞー!!」
紺色のジャージを着た、金髪のツンツンヘアーの男が勢い良く入ってきたのが見えて、一瞬目を丸くする。久しぶりに会えたということもあるけど。先ずは一言。
「うるせぇ馬ぁ鹿!」
久方ぶりに会う
リュウキ
(
馬鹿
)
を見てホッとしたなぁと。
だけど、ここで一つ問題が……。
「ぁ」
ふと、リュウキの視線が一箇所を向いて固まる。なんだろうとこちらもその視線を追いかけて。
「あ」
固まる。
視線の先にはギンガ。よくよく考えれば、今の体勢って、マウントポジションを取ったギンガが、俺に抱きつくような姿勢。ギンガもリュウキと俺を往復するように見て首を傾げてる。ふと、自分の今の体勢に気づいたのか徐々に顔が赤くなっていき。それをみたリュウキが一言。
「すまん邪魔した。ただカーテン閉めてやってね!」
ひゅばっと、反転してダッシュで部屋を出ていくリュウキを見送る俺ら。
はぁ、と空気を吸い込んで。
「ギンガ、あの馬鹿止めて! 殴っても死なねぇから!」
「行ってくる!」
すぐにギンガを送り出す。流石にあの馬鹿も冗談だとわかってるんだろうけど……それでもこのタイミングで着てくれたのは有り難い。
ただまぁ、ギンガとは多分初対面か、もしくは数回会っただけだけど……多分大丈夫だろ、ギンガも笑ってるように見えたし。
だから遠くで絶叫が聞こえてるのは気の所為だろうって。
――――
「いやー……ゲフッ。参った参った……ッ。アーチェに絞られたくらいボコられたわぁ」
若干血が滴るジャージを纏って、鼻血を出してる馬鹿こと、リュウキがボロボロになって戻ってきた。ただ変だなーと思うのがギンガの姿が見えないこと。
「で、ギンガはどうしたのさ?」
「ギンガ……あぁ、あのリボンの可愛い美人さんか。なんか金髪ロングの美人さんに呼び止められて外行ったよ。それにしても良い拳だった。強くて美人良いね!」
……おっと? リュウキはギンガの名前を知らない、と。でもコイツさっき言ってたんだよな。今日
も
(
・
)
遊びに来たって。
も
(
・
)
ってことは俺が意識をなくしてから数日経過してるわけで。
「早速で悪いんだけど……俺が倒れて何日たった?」
鼻をこすって血を拭って。
「3日だね。俺は体感で数年だけどな」
その後色々話を聞いた。先ずは一番気になってること、ゆりかごに残った2人がMIAとして認定された。消滅してる関係上死んだと見たほう
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