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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第十四話 電光
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来てくれねぇかな?マジで』

『ジーノ、無茶を言わないの…』

ジーノとモニカの会話に緊張が程好く緩んでいくのを感じた。

「お気持ちは嬉しいのですが…遠慮させて下さい」

「それよりもゲートモノリスを破壊して先に進むぞ」

「うん、みんなの厚意、無駄にはしない…」

「必ずシアンを助けましょう」

ゲートモノリスを破壊して先に進むGV達。

そして軌道エレベーターのコントロール施設ではアシモフがアメノサカホコを見つめていた。

先に進んだGV達はアメノサカホコ付近まで来ていた。

「あれが軌道エレベーターか…」

「GV、待て…奴がいるぞ」

「メラク…」

しかし、アメノサカホコまで後少しと言うところでメラクが立ち塞がった。

「あぁ〜、君達、やっぱり来ちゃったかぁ。デイトナもだらしないんだから…」

「おい、メラク。貴様はシアンを何処にやった?」

ソウが銃を向けながら尋ねると、メラクは怠そうに答えた。

「…そんなの、もう軌道衛星(アメノウキハシ)に運んだに決まってるじゃん…。はぁ…やれやれ、君達がここに来たら、邪魔するように紫電から言われてるんだよね。面倒臭いけど…生き返らせてもらった恩義は返さないとね…?」

こうしてメラクとの2回目の戦いが始まる。

「ほーい」

亜空孔から椅子型の武装のパンチが飛び出していく。

初見であるGVは対処出来ずに一撃を受けてしまい、カゲロウを使わされる。

「何だあいつは…ふざけているのか…?」

「メラクは前に戦った時もあんな風だったがな。生き返らせてもらったとはどういうことだ?」

「そうだよ?っていうかさー、君が殺したんじゃん。あー、でも深くは詮索しないでね?どうせ答えられないし。ま、企業秘密って奴?大企業だからねー。皇神はさぁ、その辺も結構面倒臭いんだよねー」

「ふざけた奴め…シアンを連れ去ったお前を僕は許さない!!」

ふざけた態度にシアンを連れ去られたこともあって怒るGV。

「おー、兄弟揃って怖々…!やだなぁ、僕はただ真面目にお仕事してるだけなのに…。ま、いいや。こっちも君とこれ以上お喋りするつもりはないし…疲れるしさぁ」

「なら、再び眠っていろ…永久に…!迸れ!蒼き雷霆よ!蘇りし悪夢を討ち払え!!」

「迸れ、紅き雷霆よ。貴様の肉体を俺の紅き雷刃で叩き斬る…!二度と蘇らないようにな…!」

GV達が攻撃をそれぞれ行うが、メラクは椅子型の武装の機動力を活かしてGVの避雷針を重点的にかわしていく。

そして亜空孔からミサイルが飛び出してきたためにGV達は攻撃を中断することになる。

「GV、メラクの亜空孔を利用した攻撃は回避が難しいのもあります。しかし、こちらもあれを利用
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