第二章
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「あたしの神託やけど」
「このオタワとのことですが」
「それが具体的に何か」
「それを確かめる為にギルドに行こうな」
「ギルドで、ですね」
「神託でありそうな依頼を探そうな」
「それがええですね」
「そや、今から行くで」
ギルドにと話してだ、そうしてだった。
マリーメイアはデオリンダに話してだ、そのうえで。
旅の冒険者であると素性を隠したうえで神託でありそうな依頼を探した、そしてある依頼を見てだった。
マリーメイアはデオリンダにこう言った。
「この依頼に感じたわ」
「神託やとですね」
「そや、ほなな」
「この依頼を受けますか」
「そうするわ」
その依頼はオタワの近くの森で大発生しているモンスター達の退治だった、冒険者への依頼としては何ということはなかった。
そして依頼者の冒険者達が集まった場所で依頼主である市役所の公務員もこう言った。
「森で数名のパーティーを編成して退治にあたってもらいます」
「そうしてですか」
「活動して下さい」
翼人のメイジの冒険者にハーフオークの公務員はあっさりと話した、後の説明もモンスター退治の依頼と変わらないものだった。
そしてだった、冒険者達は森に入ってそのうえでそれぞれパーティーを組んでモンスター退治をはじめた。それはマリーメイアとデオリンダも同じで。
二人でモンスター達を退治していった、その退治は二人にとっては何でもない仕事だった。だがマリーメイアは倒すよりもだった。
獣使いの職業柄モンスター達を手なづけそうしてだった。
多くのモンスター達を引き入れて自分の使役モンスターにしていった、そうしてデオリンダに話すのだった。
「モンスターは倒さなあかん場合もあるけど」
「出来るだけですね」
「使役する様にしたらな」
「戦力になりますね」
「そや、モンスターも鍛えれば強うなるしな」
この辺り人と同じだ、ジオンゴの神具でもあるスライムは無限に強くなっていくがこのケースは極端にしてもモンスターや獣も訓練や戦闘の経験で強くなっていくのだ。
「そやからな」
「一体でも多くですね」
「こっちに、十星連合軍に加えていくんや」
「そうしていきますか」
「あたし等は枢軸との戦で獣やモンスターの数でも圧倒してた」
兵の数や装備の質だけでなくだ。
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