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ある晴れた日に
89部分:小さな橋の上でその五
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人に香を戻してあらためて言ってきた。
「それで。食べ終わったら」
「はい」
「何ですか?」
「洗いものは忘れないでね」
 このことを二人に対して強く言うのだった。
「わかったわね」
「うっ、何か信用ない?」
「ひょっとして」
「少なくともお芋のことで喧嘩するようなお子様には念を入れるわ」
 江夏先生も実に容赦がない。
「わかったわね」
「わかりました」
「残念ですけれど」
 彼女達もこう言うしかなかった。流石に江夏先生は手強かった。
「お芋勝負なら帰ってから好きなだけやりなさい」
「はい」
 あらためて先生の言葉に頷くのだった。
「北海道でも九州でもね」
「うう・・・・・・」
「それにしても二人共」
 話が一段落したところでまた二人に声をかけてきた。

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