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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第73話 Rebooting Time 3 minutes.
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」
「陛下の意思が宿ったとでも? 冗談言うな。記憶の継承は多少あるだろうが、意思まで蘇るはずがないだろうが」
「ゆりかごに私の意思を忍ばせた、と言っても?」
「……」
まさか、と思う。ゆりかごには確かに歴代の聖王の技術を継承させる機能があるとは聞いた、だが、意思……魂は、心は違うと考える。なぜならそれは――
「と言っても私はヴィヴィアンの意思のコピー……オリジナルはとうの昔に死んでるよ」
「信じられんな。ならば今になって出てきたということは、世界を掌握したい欲でも出たか? お前が居ればゆりかごはまだ飛べるしな」
「世界になんて興味は無いよ。ただ、ただ――」
少し驚いた。先程までの聖王……いや、少女ではなく。今眼の前に居るのは――
「――謝りたかった。追い詰められた私を救おうとした貴方達に、ごめんなさいって、もう一度皆で一緒にって」
涙を流し、彼女は言う。かつての彼女の間違いを……いや、愚策を思い出す。
だがそれは―――
「……いや仕方なかった。まぁあれが無ければ色々変わってたかもしれんが……まぁ何ですか。俺はいいですよ別に、きっとキュオンも同じでしょうし」
「だけど――」
「けども、何も……もう過ぎたことです。それに気づいてませんか? アイツは知らんが。アルは……逃がすためにその身を盾にし、あのヤロウも別の場所で足止めして以降行方くらましてたらしいが、そのお陰かアリスやシエル、ライナー、テイル、そして琴は無事に生き延びたみたいですよ」
「嘘だ! だって、彼らは……」
「キュオンから聞いてますよ。確かにアリスはあの後身を隠して、そのまま歴史の中に消えて、シエルもまた彼女と共に消えた。ライナーは……まぁ、自由に旅をやり直したかもしれない。だけど残った二人は無事に元の世界にて再会出来た。
片やお爺さん、片や変わらないままの姿で、ね」
王の目が驚嘆に染まる。信じられないと言った様子が痛いほど伝わる。まぁ、そりゃそうか……だけどな。
「緋凰響。彼が琴とあのヤロウの二人の子ですよ。気づきませんでした? 琴が大事にしてた刀を持って、琴そっくりな黒髪に、アイツに似た性格。まぁ、琴の要素多すぎだろうっては思いますけどね」
「……本、当に?」
声が震えている。だがそれは悲しみではなく、嬉しさで、喜びで、だ。
「キュオンが会ったそうですよ、琴とテイルに。と言っても飛ばされた影響をモロにテイルは受けてたらしいですけどね。
その後は執念で生きて、無事に琴とアイツの子を護っていたと。良いお爺さんをしてたらしいですし」
「そう……そうなの」
瞳を閉じた。まるで黙祷を捧げるように、静かに。
……さて。
「で、答えろ聖王
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