蒼紅:第十一話 磁界
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と称された貴殿の第七波動…その本気を小生に見せてみよっ!!」
「お望み通り見せてやる…お前を倒すことで!」
拳をかわしながら距離を取りつつ雷撃を放つ。
無論、EPエネルギーの残量に気を配りながらだ。
「ぬははははっ!気持ちの良い返答、実に良きかなっ!!第七波動のぶつかり合い!!血沸き肉踊るとはこのことでござったか…!こんな気持ち…初めてでござる…全くもってときめくで候っ!!」
…カレラはイカれているのだろうか…?
今まで経験したことのない…悪意の無い、純粋な戦意の塊…目的のない暴力を感じた。
「ぬんっ!!」
「ぐあっ!?」
カレラが肩のアーマーを投げつけてGVを拘束する。
拘束された瞬間にオーバーヒートを起こしてカゲロウが発動不可能となり、カレラの追撃の拳をまともに喰らってしまう。
GVは吹き飛ばされて勢い良く壁に激突する。
「これこそ小生の磁界拳の力で候!この力を受けた相手はしばらく能力を扱う事は不可能!…そのはずであったので候が…」
雷撃鱗で瓦礫を吹き飛ばし、口元の血を拭うと避雷針を数発撃ち込んで再びカレラに雷撃を当てるGV。
「誠に驚いた!貴殿、磁界拳を受けて即座に立て直せるとは…」
「(これが奴の能力か…能力を無力化するとは何て恐ろしい能力なんだ…チャージングアップが使えなければ本当に反撃もままならないままやられるところだった…)」
「能力者としての生を受けはや18年…貴殿のような強者と出会えようとは天皇神の面接を受けた甲斐があったっ!小生が欲するは、更なる力っ!!力とは、より強き力を乗り越え…屠ることでこそ磨かれるっ!さあ、ガンヴォルト!小生に更なる闘争を!苦境を!勝利を!!力をっ!!!小生に与えよっ!!」
「ただの自己満足に…僕を巻き込むな!お前の求める力には…何の意味も…中身もない!」
「力!!それその物が…小生の存在意義…そして!男子の本懐で候っ!!」
「そうか…虚しい奴め…ならば見せてやる!!僕の全身全霊の力!迸れ!蒼き雷霆よ!!空虚なる拳を打ち砕け!!…響き渡るは謡精の歌声!轟かせるのは龍の嘶き!総身総躯、雷神と化せ!!アンリミテッドヴォルト!!!」
能力強化のサポートスキルのアンリミテッドヴォルトを発動する。
これは発動している数十秒間だけ第七波動関連の攻撃力を倍化させることが出来る。
ソウの紅き雷霆と比べて決定力に欠ける蒼き雷霆の弱点を補うために、シアンを守るために編み出したスキルなのだ。
「ぬうっ!?」
急激に威力が増した雷撃にカレラは動揺する。
しかし動揺したのも束の間、即座に磁界拳で雷撃を打ち消そうとするが、雷撃の威力は最早カレラの磁界拳を以てしても簡単に打ち消すことが出来るような
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