蒼紅:第十話 深淵
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ルユル〜っとね?」
ソウとメラクの戦闘が始まる。
メラクの能力の亜空孔は攻撃能力は持たないが、椅子型の武装で攻撃力の無さを補っており、亜空孔によって何処から攻撃が飛んでくるのか分からないと言う厄介さがある。
「なるほど、戦闘向けではない能力も使い方次第か…やる気がなさそうな顔をしている癖にやるな」
「だって僕って天才だし、それにマジでやるのってダルくない?わざわざ自分で何かするとか、嫌いなんだよね」
亜空孔を複数展開して椅子の武装腕のミサイルを放ってきたので雷撃鱗で防ぐ。
「ならばさっさと帰って大人しく寝ているんだな」
反撃でショットを放つものの、メラクは亜空孔を使ってショットを別の場所に飛ばす。
「僕だってそうしたいよ。でも、働かないと食べられないんだよね…現実ってクソゲーは、今回の作戦もさー、君達兄弟を倒せば、弟のガンヴォルトは3年、兄の君は4年くらいは有給くれるって言われたから…わざわざ考えたんだよ…?…ネトゲの合間に適当に。しかも、今回の作戦、僕の第七波動まで使ったのに…馬鹿な部下のせいでぜーんぶパー!なーんで排水スイッチとか押しちゃうかなー。本当、困っちゃうよねー。これだから雑魚キャラは使い辛いんだよ…後でお仕置きするのも結構めんどいのにさー」
亜空孔から巨大化した武装腕によるパンチを放ってきた。
ソウは回避しきれずに何度かカゲロウを使わされる。
「いきなり何の指示もなしに浸水されればそうなるだろう。貴様は何故奴らに水中用の装備を与えなかったんだ?まあ、司令官の貴様が雑魚キャラと言うくらいだから大体の予想はつくがな」
「君の予想通りだよ。あいつら皇神の中でも低レベルな奴らなんだよ、そんな奴らの為に装備を揃えるのとかめんどいし…お金の無駄遣いだよ。」
「役立たずには用はないと言うことか…迸れ、紅き雷霆よ…貴様の小細工を俺の紅き雷刃で叩き斬る!」
椅子での突撃攻撃をかわしてチャージセイバーを当てるとメラクが仰け反る。
「痛たたた…帰りたくなってきたよ…でもこのまま帰ったらお仕置きだろうし、めんどいけどこれ使おうかなー。やれやれ…森羅万象に穴穿つ…縦横無尽変幻自在…世界を貫く破滅の光柱…レイジーレーザー!消えなよ?」
亜空孔を使い、本体より発射する巨大なレーザーを次々と転移させながらソウを追い詰める。
「(このままでは直撃を受けるな…しかし、奴のいる位置ではチャージショットが当てられん…ギガヴォルトセイバーでも倒しきれるか分からん…仕方がない…あれを使うしかない…消耗が激しいからあまり使いたくはなかったが…)」
「君のSPスキルは直線的だからこうして離れてればかわせるから、さっさと喰らって死んでくれる?」
事前にソウのデータを見ていたのか、S
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