蒼紅:第十話 深淵
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る。
「海水か、GVを置いてきて正解だったな。」
偽情報でソウとGVを誘き寄せ、基地諸共沈めるのが敵の作戦なのだろう。
ここは海底深くに建設された基地…一度海水に飲まれれば脱出は絶望的だ。
『そんな…!その基地には皇神の人間も大勢いるのよ?』
「だが、合理的でもある。数の割にここの兵士の質が微妙なのもこれで頷ける。戦闘で役に立たない兵士を切り捨てることがフェザーの主力である俺達の始末と同時に出来る。役に立たない兵士は管理は面倒で無駄飯食らいということなんだろう。」
溺れたくはないので、一気に駆け抜けるソウ。
ホバリングやマッハダッシュを駆使しているために凄まじい勢いで移動していくが、切り捨てられた皇神兵からの悲鳴が聞こえる。
「なっ…何だよこれ!聞いてないぞっ!?ええい、こうなりゃ死なば諸共だっ!!」
「邪魔だ!死ぬのなら貴様らだけで死ね!!」
チャージショットとチャージセイバー、ショット連射、雷撃刃、雷撃鱗ダッシュといくつもの攻撃手段を駆使して目の前の敵やシャッターを蹴散らしながら突き進む。
紅き雷霆は水中でもオーバーヒートは起こさないが、EPエネルギーの消耗が激しくなるので急ぐに越したことはない。
「何をしている!排水急げっ!」
「しかし…メラク様からの指示にはそんなこと…」
「馬鹿か!?そのメラクに、我々は捨て駒にされたんだぞっ!」
「……くっ…排水開始します!」
「そうだ…それでいい…私はごめんだぞ…!テロリストと仲良く海の藻屑になるなんてな…!」
排水されたことにより、浸水が止まる。
因みに途中で宝石も発見し、回収していたりする。
「ん?浸水が止まった…どうやら皇神の連中が止めたようだな…」
『よかった…ソウ。あなたが無事で…』
「………(しかし、ここの司令官は何を考えている?俺達を仕留めたいにしては部下への指示が甘すぎる…)」
あのまま浸水されていれば自分は間違いなく溺れ死んでいた可能性が高い。
「(余程、自分の力に自信があるのか…それともただの馬鹿なのか…)」
セキュリティシステムのある部屋に入り、警報装置を破壊して部屋にいる皇神兵を仕留めると、ゲートモノリスを発見する。
『ゲートモノリスね…その先は海底トンネルに繋がっているわ!脱出出来るはずよ!』
ゲートモノリスをチャージセイバーで破壊して先に進み、海底トンネルに向かって降りるが、途中で亜空孔によって別の場所に移動させられる。
着地した場所にはソウと同い年くらいの少年がいた。
「何だ…来ちゃったの?溺れ死んでてくれれば楽だったのに…。ねえ、これってさ―…もしかしなくても、僕が戦わなきゃならない流れ?」
「貴様がここの司
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