86部分:小さな橋の上でその二
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「何かここの飯美味かね?」
「ああ、米いいよな」
二人はこのことに気付いた。
「いい米使ってるよな」
「何処の飯なんだろうな」
「これはあれだな」
二人に答える形で佐々が言った。
「コシヒカリだな」
「ああ、それかよ」
「道理で美味い筈だよ」
「やっぱりコシヒカリはな」
佐々はさらに言う。
「一番いいよな。ササニシキもいいけれどな」
「よくそんなのわかるね」
彼に桐生が声をかけてきた。
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