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ある晴れた日に
85部分:小さな橋の上でその一
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じゃないの?」
 ところが薩摩芋派も出て来た。それは咲だった。
「お味噌汁には。うちじゃそうよ」
「じゃがいもでしょ」
 しかし茜も引かない。
「薩摩芋はやっぱり天麩羅とかで」
「じゃがいもはコロッケよ」
 二人共何か芋にこだわる。
「お味噌汁にはやっぱりじゃがいもよ」
「薩摩芋って身体にもいいのよ」
「おい、どっちでもいいんじゃねえのか?」
「だよなあ」
 しかし周りにとってはこうであった。皆どちらにもつかない。結局のところじゃがいもでも薩摩芋でもどちらも美味いということには変わりないからだ。
「どっちも美味いしな」
「妙なこだわりだよな。正直言って」
 しかしそれでも二人は言い合いを続けていた。
「じゃがいもはあれよ。マッシュポテトにしてもいいし」
「薩摩芋はおやつにも最高よ」
 今度はこんな話になっていた。

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