20 訪れた援軍
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ートするような音を三河口は耳にした。
「北勢田、河原の方かもしれない!あっちはまだ見てないしな」
「わかった!」
二人は河原へと急いだ。
「てめえ、何してんだ!」
杉山は激昂した。
「何って?俺達は邪魔者を排除しているだけだが?」
丸岡は平然と答える。
「そいつらは俺達の学校の友達だ。邪魔者じゃねえ!」
(す、杉山君!!)
「しかし、ここの場所はお前らに見えないようにしてある筈だ。なぜ見える!?」
「その理由は、某がお主の結界を破壊したからである」
丸岡の後ろで声がした。
「お、お前は!?」
「某は森の石松。お主らに対向する為に来た」
「森の石松だあ!?」
「貴方も消す対象になるわね」
オリガは石松を見て殺害しようとした。
「やべ、石松がやられる!」
大野は草の石の力を利用し、河原の草を操作してオリガの手足に絡ませ、動けないようにした。
「な、何よこれ!?」
「今ださくら!あいつを草ごと燃やせ!」
「うん!」
大野の命令でまる子は炎の石の力を行使した。炎がオリガを襲う。
「やったか?!」
しかし、オリガは無傷だった。草は燃えたが、オリガは火傷すら全く負っていない。
「君達、このオリガって人には真向からの攻撃が聞かないんだ!」
長山が皆に教えた。
「なんだって!?」
「む、よくも教えてくれたわね!」
オリガは長山に怒りを向けた。しかし、長山を殺す事は丸岡の意に反する為にできない。彼を生け捕りにしなければならなかった。オリガは電撃やかよ子のカッター攻撃で体を一部傷つけられたが、それでも長山を追う。
「お、おにいちゃんをとらないで・・・!!」
小春が切実に兄を守ろうとした。
「それなら貴女もお兄ちゃんと一緒に行く?オサム、どうかしら?」
「それも悪くねえな」
オリガは長山の妹に飛びかかった。
「やめろ!僕の妹に何をする!」
「このやろ!」
山口が加勢しようと河原に降り、矢を放った。オリガの足元の地面に矢が刺さると、砂埃が舞い上がった。オリガの視界が遮られた。
「川村、ヤス太郎、手伝ってくれ!」
「よし!」
川村も河川敷に降り、長山を、山口は小春を確保した。
「ヤス太郎、俺達を浮かせろ!」
「了解でやんす!」
ヤス太郎はパチンコを発射した。山口達は浮上した。
「う・・・、どこに行ったの!?」
オリガが確認できた時には既に遅かった。長山達は既に川原上の道路に引き上げられていた。
「『浮き玉』でやんす!」
「この野郎、逃がさんぞ・・・!!」
丸岡は追おうとするも、その前に石松が立ちはだかる。
「ただでは済まさんぞ、お主!」
こうして戦いは激しくなった。
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