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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第七話 彩花
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究所内に響き渡り、2人は覚悟を決めた。

「流石にお前は哀れだ…安心しろ。痛みは感じさせない…俺達の雷撃が、お前をその苦しみから解放してやる!!迸れ!紅き雷霆よ!!」

「クヒヒヒ…!クワセロッ!!クワセロオォーッ!!」

左右に展開したパーツから周囲の羽虫を集め巨大化し始めるストラトスだが、それよりも能力で身体強化をした2人の行動の方が遥かに速い。

「実験体として利用されたあなたには同情する…だけど!今のあなたを、外に出すことは出来ない!…あなたの空腹は、僕達の雷が満たす!迸れ!蒼き雷霆よ!! 」

「お前を苛む飢餓感を俺の紅き雷刃で叩き斬る!…永久(とわ)に眠れ!!」

「安息をもたらす救いの光となれ!!」

ソウとGVは同時にジャンプでストラトスとの距離を詰めるとGVとソウはSPスキルの詠唱を始めた。

「行くぞGV!!閃くは破滅の雷光!紅雷の刃よ、敵を斬り裂け!」

「了解!煌くは雷纏いし聖剣!蒼雷の暴虐よ、敵を貫け!」

「ギガヴォルトセイバーーーーッ!!!」

「スパークカリバーーーーッ!!!」

紅き雷刃波が直撃し、直後に蒼き雷霆の聖剣が同時にストラトスを貫いた。

「ぐおぉっ!腹の……虫が……!」

最強格の第七波動の紅き雷霆と蒼き雷霆のSPスキルを同時に喰らうと言うオーバーキルの攻撃を受けたストラトスの体は膨張し、爆発を起こして他の宝剣の能力者のように亀裂が入った宝剣が何処かへと転移された。

「兄さん…」

「仕方がないだろう。あいつは最早動く災害のような状態だった…俺達ではどうしようもない。速くここから脱出するぞ」

こうして薬理研究所を後にしたソウとGV。

自分達を見据える存在に気付かないまま…。
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