暁 〜小説投稿サイト〜
蒼と紅の雷霆
蒼紅:第五話 爆炎
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
か!」

「っ…本人が望むことだけがっ…幸せとは限んねぇんだよっ!!潰れなぁっ!!」

雷撃の痛みに耐えながらデイトナはジャンプでGVの真上を取ると、落下の勢いを加算した踵落としを繰り出す。

GVはダッシュでギリギリでかわすが、衝撃の余波で僅かに吹き飛ばされる。

「ぐっ…彼女の意志を無視して、何が幸せだ…!」

「うっせぇうっせぇ!!つーか…何よりっ!!機械に繋がれたシアンちゃんはなっ、最高に胸キュンなんだよっ!てめぇはその楽しみを…俺の目の保養を奪いやがった!!許さねぇ、許せねぇ…絶対ぇ蹴り殺すっ!!」

その狂ったような言葉にGVは危機感を抱いた。

「…倒錯しているのか!(危険な男だ…生かしておくわけにはいかない…!)お前の私欲の炎、僕の蒼き雷霆が掻き散らす!!」

「うるせぇっ!その雷ごと俺が燃やし尽くすっ!!燃え上がれ!俺の脚ぃっ!!」

GVの雷とデイトナの炎が激しくなっていく。

「迸れ!蒼き雷霆よ!!」

「スカシ野郎を蹴り貫けぇっ!!!」

「業深き炎を払う、雷鳴の衝撃となれ!!」

GVの雷撃とデイトナの炎が何度もぶつかり合うが、カゲロウによる攻撃無効化による差が出てきたのかデイトナのダメージが深くなっていく。

「塵すら残さねぇ…!!キレたぜ!太陽の如く燃え盛れ熱波!激情の灼熱、うねる猛火!煉獄の焔に残るは灰燼!!サンシャインノヴァ!!」

ダメージの蓄積によってキレたデイトナが切り札を切る。

火柱に突っ込んだかと思えば、それを足場にしてGVの真上に移動すると全身から周囲を埋め尽くす凄まじい炎の弾幕攻撃。

「(避けきれない…!!)」

カゲロウで攻撃を防げるものの、このままではEPエネルギーが底をついてしまう。

「ヒャッハァ!」

最後の攻撃が放たれ、その弾幕攻撃によって床は火の海となる。

「ハンッ!ようやく消し炭になりやがったか…なっ!?」

「まだ戦いは終わっていない!迸れ!蒼き雷霆よ!煌くは雷纏いし聖剣!蒼雷の暴虐よ、敵を貫け!スパークカリバー!!」

炎から飛び出してきたのは五体満足のGVであった。

一度はチャージが間に合わずに何発か受けてしまったが、何とか耐えきってサポートスキルのチャージングアップでEPエネルギーを回復してやり過ごしたのだ。

握り締めた蒼き雷霆の聖剣を振り下ろすとデイトナを容易く両断する。

「あぁっ!シアンちゃ〜んっ!」

聖剣によって両断されたデイトナの体が膨張し爆発を起こした後に宝剣の形に戻ると宝剣に亀裂が入る。

そして宝剣が砕ける寸前に、何処かへ転移してしまった。

それを確認したGVはアシモフに通信を繋ぐ。

『敵の能力者を倒したか』

「爆弾を仕掛けたら、す
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ