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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第70話 星の光
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から――」
部屋の中央にセットしていた仕掛けの上に、自分から進むように立ち。構えを取る。
「強くなるって約束したから。だから、大丈夫!」
声が震えてる。だけどそれ以上に。
「うん! 助けるって約束。したもんね! レイジングハート!」
『Alright.』
いつもの返事を貰うと同時に、ヴィヴィオの足元をバインドが固め、ビットのバインドで止まって貰って。
「スターライトブレイカー、いけるよね、レイジングハート」
『Yes.』
チャージが始まる、周囲魔力を集める、魔力が拡散するこの環境。ふと、ヴィヴィオの顔が目に入って。
「ちょっとだけ我慢してね、ヴィヴィオ」
「うん。大丈夫!」
笑顔で応えてくれる。これから痛い思いをさせてしまうのに……いい子本当に、ヴィヴィオ。
正直、これは賭けでもある。バリアを抜いての魔力ダメージ、それによるヴィヴィオの体内のレリックの破壊。それまで、私の体が持つかどうか……私とレリックの耐久レース。私の体が耐えきれずに、先に力尽きるかもしれない。
その上、ビットを使っての……それもそれをこんな大きな大威力砲撃を5つ。
深呼吸をして、心を落ち着かせて―――
「スターライト―――!!」
魔力が臨界点に達する。
片手でレイジングハートを振りかざして―――
「ブレイカーー!!!」
――side響――
「動きが悪くなってきてますわよ!」
「う……る、せぇ!」
バチバチと、体の中で魔力が暴れまわる。昔懐かしいとかそんな事考えてる場合じゃない。気を抜けば、一気に持っていかれるこの局面。
動きが悪いのは花霞のせいじゃない。魔力が暴れまわるのも、俺の責任だ。
コレは……。
「ふ、は、は」
「?」
やばい、つい笑ってしまう。なるほど、花霞……いや、母さんは凄いものを残してやがった。
コレは……。
いや、それはいい。今なら、花霞とユニゾンした今なら!
「は、なぁぁああ! 霞!」
『はい!』
呼吸をいう機能を肉体から削ぎ落として。目の前の敵を見据える。俺の顔を見て、何かを察したのか、ここに来て初めてヌルが下がった。それはフェイトからも離れるということを意味する。
いい流れだ。この一打を撃った後、ユニゾンを解除してフェイトに回そうと考えていたから。
間髪入れずに踏み込んだ。虹の残光を追いかけるように。下がると行っても、傍から見ればまるで瞬間移動のようだが。それでも今の思考速度、機動力を考えれば行ける。
目指す先は前方十メートルの位置に再出現したヌルの懐──!
感謝しろよ。後にも先にもフェイトに譲るはずの手柄
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