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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第70話 星の光
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じて良かったよ。どの姿勢からでも、攻め手を切り出せる。放ち続けられる。
「やはり、貴方は凄いですわ、フェイトお嬢様よりも!」
「冗談言うな。俺じゃ逆立ちしたって勝てない人だよ」
―――だが、悔しいかな。
コイツと拮抗できても俺では倒せないんだと、刀を叩き込む度に分かってしまう。きっと暁鐘、晩鐘の力を引き出すことができれば斬れるのだろう。弐の太刀を使えば勝てるのだろう。居合を使えば押し通せるのだろう。
だが、それはコイツを殺してしまいかねない。それでは意味がない。殺さず保護する。そう約束したから。
だからこそ。ヌルの向こう側に居るフェイトと視線をぶつけて。
―――花霞を!
―――うん!
深い言葉はいらない。コレだけで十分だ。フェイトの合図と共に、花霞が胸ポケットから飛び出る。それと同時に、俺とフェイトの立ち位置を変える。ヌルを突っ切らせるのは博打すぎる。だからこその行動。
そして、花霞がいる場所へ立ち位置を切り替え、到着したと同時に。
「結べ、花霞!」
「はい、ユニゾン・イン!」
――sideフェイト――
ヌルと呼ばれる少女を、響と二人で斬り合っていた。けど、気が付けば、響の方に意識が向いていってるのが分かった。
だけど同時に、チャンスが増えたと捉えたけど。そうじゃない。
彼がしようとしていることは、一撃で決めるための布石づくり。だけど、それを行うためには彼だけでは足りない。だからこそ。
「結べ、花霞!」
「はい、ユニゾン・イン!」
その瞬間響を中心に黒い光が収束する。黒い和服に黒いマフラーが一転。いつもの赤い和服に黒いインナー、カーゴパンツが構成される。
だけど、黒いマフラーはそのままに、そして、黒かった髪が白銀へと染まって。
「意思疎通は完了した。後は手筈通りに」
『把握!』
「あら、綺麗な髪が台無しですわ。赤く染まりやすくなりましたね!」
あれ? 何処かで見たことがあるような……?
「あらあら、ダンマリですか!?」
あれ? 何か凄く違和感が……花霞とのユニゾンは上手く機能しているし、完全にシンクロしているのが分かるのに。ヌルを圧倒……は出来てないけど、明らかに拮抗まで持ち込んでるのに。
「……ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
すっごく辛そう? ううん、と言うより戸惑ってるのは何でだろう?
でも、黒い稲妻が走ってるのは何でだろうって。
――side震離――
「ん? んん? オイ!」
「うん、気づいた。コレ……琴の魔力だ。でもなんだろう……何か違うものが混じってる? 悪いものじゃないからいいけどね」
何の話ですか!? って聞きたいけど、前を行く二
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