蒼き雷霆ガンヴォルト
プロローグ
[2/2]
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
。
皇神の研究員と警備員の悲鳴が響き渡り、少年は施設を駆け回る。
ずっと研究によって傷付いた体はすぐに体力の限界を迎えるが、怒りと憎しみによってアドレナリンが分泌されて限界など関係なしに動く。
「ふーっ…ふーっ…」
研究施設の皇神関係者を皆殺しにした少年は返り血を浴びて血塗れになり、息を荒くしながら研究室の研究台に寝かされている自分とよく良く似た少年を見遣る。
「っ…」
先程の殺戮を見た少年の表情には怯えがあったが、彼は少年の拘束を外すと起き上がらせた。
「…お前、立てるな?」
「う、うん…」
「他の皇神の奴らが来る前に逃げるぞ」
「え?」
少年を強引に立たせると、少年を引き連れて、彼は研究施設から逃亡した。
これが後に雷霆兄弟と呼ばれることになる少年達の出会いであった。
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ