暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第69話 極天爆砕
[10/16]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
わると共に加速する。それに呼応するかのようにフェイトの動きも加速し、当然のようにヌルの動きも加速する。更に、目の前の光景を二色に染まるのを感じながら、ヌルの動きを改めて確認して――
その様子をみて絶句した。
こちらは全力の打ち込みをしているにも関わらず、ヌルはまるで遊んでるかのように頬を緩ませ、時折髪の毛を掻き上げているのが見えてしまった。
つまり、ヌルはもっと速く動けるということ。そして、まだ本気ではないということ。
そして、さっきの言葉を思い出してしまった。
――生まれ変わろうとする最後の私をご覧下さい、と。
この言葉がどういう意味なのかまだわからない。だが、コレだけは分かる。彼女の強さにはまだまだ上が有るということを。俺とフェイトの全力よりも遥かに上が有るんだと。
「ぬるいですわぁ」
俺の打ち込みと合わせて、手首を取られ、そのままヌルの方へ引き込み倒される。即座に起き上がろうとするが、その前に背中を踏まれ動きを封じられる。フェイトもまた、一瞬の隙……いや、隙とも呼べない僅かな一瞬を付かれ、首を捕まれ締め上げられる。
ここまでを1秒にも満たない一瞬でしてみせた。
「ぬるいですけど、良いですわねぇ。私を追い込んだヒビキ。雷光と呼ばれるフェイト様の連撃、何とも魅力的ですわぁ」
「ぐ、ぅ」
「てめぇ、フェイト締めてるその手を離せっ……ぐぁ!」
ヌルの足に力を込められると共に、うめき声が漏れてしまう。重りでも置かれてるようで、体を動かすことが出来ない。
「私がここに居る限り、ゆりかごは安泰。ドクター……いえ、お父様に
お祖母様
(
・・・・
)
、そして、ウーノがいれば安泰。無念のまま捕らえられた妹達を回収すればなんとでもなりますね」
お祖母様? そして、無念のまま捕らえられた妹たち? 何を言ってるんだこいつら?
くっそ、マジでコイツの足をどかせられねぇ。最悪にも程がある。しかも押さえつける足に力を加えやがって。このままだと……。
「まぁ、このまま嬲って、遊んでからでも全然かまわないですけど……ねぇ!」
「ふぐ?!」
拘束が解けたと思った瞬間、横っ腹を蹴られて、壁に叩きつけられていた。衝撃で肺が潰れたような錯覚が起って息が詰まる。同時に、体中に奔る鈍い痛み。ガラガラと砕けた壁の破片が落ちてくる。
震える体にムチを打って起き上がろうとしたと同時に。
「あぁ?!」「ぐぅ!?」
間髪いれずに今度はフェイトが飛んできたのを受け止める。
「……正直キツイどころの話じゃない」
「そうだね。ここまでだとは」
こっちはそれなりに消耗してるにも関わらず、向こうはまだ余裕どころか、巫山戯た提案出来る程度にまだまだゆ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ