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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第69話 極天爆砕
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して無ければ色々調べてみたかったんだがねぇ」
やっべぇ、凄く悪寒が走った。そうか……世の女性ってこんな視線もらうことあるんだなぁって……え、いやちょっと待て。
「ヌルに敗けた時、普通に男だったはずだが?」
「確かに。特定の条件を満たすと君の体は変化するのさ。君の場合はアルコールの経口摂取がトリガーさ。しかも分量が多ければ多いほど、アルコールの度数が高ければ高いほどその効果は持続する。そのお陰で治療がかなり楽できたよ」
「あ、はい」
くらりと、倒れそうになるのを堪えてしっかりと見据える。そっかー、俺もう酒飲めないのかー。やだなー。
同い年一同で、ミッドの法律に則って皆18歳になったら飲もうぜって話どうすっかなー。
って、違うわ。しっかりアイツを見据えて。
「まぁ、そんな事はどうでもいいや。治療してくれて感謝するよ」
「おや?」
頭を下げる。あの時、間違いなく死んだと思ってたしな。救ってくれたことに先ずは感謝を。そして。
「そして、お前をどうにかしないと、地上で暴走させられてる子達が不憫でならない。だから、ここで取り押さえる」
「……暴走?」
不思議そうに首を傾げやがった。お前も原因の1つだろうに……。
スッとフェイトが一歩足を踏み出したと思えば。
「広域次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティ。 あなたを……逮捕します」
「フフフ……出来るものなら、やってみるといい。娘が望んだ最強を持って、君たちを迎え撃とうじゃぁないか!」
「「ッ!?」」
彼が両手を天へと掲げた瞬間、背筋が凍った。いや、その程度では生ぬるい。目の前で銃口を向けられているようなそんな嫌な感じだ。
そして―――
「会いたかったですわぁ、フェイトお嬢様。そして、ヒビキ! 生まれ変わろうとする最後の私をご覧下さいませ」
瞬きをして、開けた瞬間、俺を倒した金髪の奴がそこに居た。俺もフェイトも気づく間もなくそこに居たソイツはそのまま俺とフェイトの手を取って。
「せ、やああああ!!」
嬉しそうな雄叫びと共に、二人纏めて壁へと投げられる。投げられたと同時に身を翻して体制を整え壁に着地。即座に顔を上げて見えたものは。
「あは♪」
「ッ!?」
ガンガンと頭の中で警告が鳴り響く。投げた直後にも関わらず、アイツはもうここまで来ているということ。同時に、既に攻撃体制を取っているということ。そして、何よりも魔力光が薄暗い虹色となっているという事。
だが、その前に防御を――
「ガラ空きぃい!」
「ぐぅうッ?!」
右拳を逸らすので一杯一杯だった。気を抜けばやられるとかいう話ではない。そもそもコイツの攻撃が|見えない《・・・・
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