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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第69話 極天爆砕
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他にも気になった情報とか、駆動炉にはヴィータさんが向かってる事とかを聞いて情報を共有して。
「この先にスカリエッティが……」
「恐らく……ですけどね。ここまで見たこと無いガジェットの出現を考えると、何が用意されているか分からないですけどね」
豪華な装飾が施された重厚な扉の前で、最終確認を行う。とは言っても、俺は特に変わらないし、フェイトも花霞をそのまま連れて行くことに代わりはないし。強いて言えば気持ちの問題。
だってさっきまでアホなことしてましたしねー。
「さ、お互いに気を付けていこうね?」
「えぇ、もちろん」
隣に立ってたフェイトの手が、俺の手と繋がる。気恥ずかしいとかじゃなくて、何というか安心するなぁと。ふと握った手が離れると同時に空気が変わる。
そして。
「行くよ」
「了解」
短くそう告げたと同時に、勢いよく扉を開けた後に一気に中へと入り込むと、その奥にはミッドの上空を飛行しているゆりかごや、その内部の映像を周囲に展開している巨大なモニターが見えた、そして、その前には1人の男。画像で何度も見たことのある顔……スカリエッティの姿があった。
スカリエッティの姿を確認すると同時に、フェイトの目が鋭くなる。だが、ここで違和感が1つ。スカリエッティが居るのは部屋の中央。そして、ここは王室だと言っていた。
よくよく目を凝らしてみると、巨大なモニターの向こうにも空間が広がっているのが見えると同時に、誰かが居るのが分かった。
スカリエッティは私達が突入時に立てた音に反応してか、ゆっくりとこちらへと振り返ると不敵な笑みを浮かべ、左手を腹部に、右手を後ろに回して、さながら執事のように頭を下げて。
「これはこれは、何とも荒々しい訪問の仕方だが、せっかくのお客様だ。歓迎しようじゃないか。だが、最近の時空管理局員にはマナー教室のようなものは受けないのかい?」
「玄関と呼ばれる場所が無かったので、ここまで突破させて頂きました」
ガチャリとザンバーの切先をスカリエッティへと向けるが、特に反応を見せるわけでもなく静かに笑みを浮かべたままだ。
「ほう、
彼女
(
・・
)
を解放したのか、フェイト・テスタロッサ。予想外のユニゾンに驚いたが……残念だ」
「……え?」
……あの変態学者、俺の方見て
彼女
(
・・
)
つった? やべぇ、意識は無かったけど、その言葉には嫌というほど心辺りがあるんだけど。まさか……。
「どういうことだ?」
まってフェイト、なんとなく察してやめて? というよりも先に。
「彼もあの鏡で一度
彼女
(
・・
)
となったのだろう? 中々可愛らしいじゃないかぁ。ツヤのある黒髪に、無駄に付きすぎず、無さ過ぎずのバランスの取れた肉体。君が怪我を
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