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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第69話 極天爆砕
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に落ちただけかこれ。でも下手にごまかしても仕方ないし。
ヴィヴィオのことは伏せて全部話すかー。
――――――
「ってなことが御座いまして。甘いと思います?」
一通りの説明を終えた後、思ってた反応は3つ。呆れられるか、任務として倒すべきだったと言われるか、その両方か。だけど現実は。
「ううん、そういう風に言われたら、きっと私も同じことしていたかもしれない。お陰で分かったよ。保護をして、正しい事を学んだら。元々そんな考えができる子達なんだ、きっと正しい道へ行けるって」
「そう言って下さると助かりま……す」
やー……だめだー。気を抜くと普通に敬語に戻るー。フェイトさんもまたジト目になってるしー。またさん付けたしー。
「や、あの。帰ったら矯正しますんで、本当に勘弁してください。意識したら墓穴掘るし、意識しなかったら敬語になりますし、少し時間を下さい」
むーって、小さく頬を膨らませてもコレばかりはどうしようも出来ないんですって。そのせいでさっきなのはさん相手に、墓穴掘ったんですから。
ゴソゴソと、フェイトの胸ポケットが動いたと思えば花霞がひょこっ顔を出して。
「あ、話を割るようで申し訳ないんですけど。私はどちらについたら?」
「え、そのままフェイト……の所でいいですよ」
「「ふっ」」
……だめだー、何か花霞にまで中途半端な敬語になるー。ちくしょー。
コホンと咳払いを挟んでから。
「花霞。単純な計算の話だ、1を10にするより、10を100にする方が全然良い。この場合、俺を強化してもそこまでだけど、フェイトを強化した方がいいに決まってるしね」
「分かった。それじゃあ花霞はまだ私と共に居るってことでいいんだね?」
「えぇ、お願いします。それに桜の花びらの白い和服を羽織って、黒髪のフェイトなんて、中々見れるものではないですしねー。カッコよかったし」
思い返してもカッコよかったわー。白い着物をなびかせて、双剣を舞うように扱ってたのは格好いいの一言に尽きる。
「う、ありがと」
やー、そこで顔を赤くしてるの見ると何というか、お互いに初心だなーと思うけ……ど。
ふと、フェイトから視線をずらすと。2つモニターが開いてるのが見えて。1つは顔を赤くして少し俯いてるディエチ。そしてもう一つが、ニヤニヤと笑ってやがるセインの姿が見えた。意味深なサムズアップをした後、2つのモニターが閉じてしまい……。
「そうだった、そうだったわ……」
「え、どうしたの!?」
思わずガクリと膝から崩れ落ちる。なんだろう、どんどんセインに勝てる目が加速度的に減っていってる気がする。ちくしょう……。
――――
とりあえず、
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