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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第69話 極天爆砕
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たらもっと速く移動できるってことだしね。
それにしても、この二人の予想が正しいとすれば、王室に居る聖王モドキってやばいなって。
現時点でも、ヴィヴィアン陛下? をモデルにしているとしたら、おそらく
未来予知
(
・・・・
)
……もっと言えば、相手がどう行動するって本能で把握するとか、えげつないにも程がある。しかも二人の話から察するに、数秒とかそんな限定じゃなくて、特定の範囲内に入ってる人全員の行動を見れるって……勝てんのかな?
しかも、今はまだなのはさんが、ヴィヴィオと戦っているからこの程度で済んでいるらしいし。
だけど、それも時間の問題。なのはさんは絶対にヴィヴィオを助けるだろう。だけどそうなると、王室に居る聖王モドキが飛躍的に強化されてしまう。なんて言ってたっけなー。
えーと、まずゆりかごに内蔵されてる魔力が使用可能になって、ゆりかごに座った歴代の聖王達の戦闘技術を会得出来て、そして元々持ってる未来予知。その上、ゆりかごの完全掌握出来るって……。
え、詰んでね?
しかも、このゆりかごって主砲というか、極大魔法の砲台も兼ねてるって言ってたから、それを撃てると。しかも動力炉関係なしに放てるとか悪夢にも程がある。
聖王モドキと対決するのは置いといても、主砲に関してはプランがある。願わくば、このプランの使用は無いって、使われることはないと良いんだけど。
そうならないように私が居て、撃たせないために二人が抑えてくれる。
でも……。
あーー。ダメだ、考えが全部悪い方向へ行ってしまう。ダメだコレ。
「大丈夫?」
「へ、あ……」
気が付けば、私の右隣にはストロベリーブロンドの髪を靡かせて、優しそうに、それでいて心配そうな顔をした――
「無いとはいい難いけれど。それでもだ。
預言者の著書
(
プロフェーティン・シュリフテン
)
は予言したものを最低でも5割は達成させなければ、その存在価値を失ってしまう。
だけど、管理局、聖王教会で持ってるこの世界から、その2つを無くすことは出来ない。だからこそ――」
「だけど、それは!」
不意に私の左肩を抱き寄せて。
「いいんだよ。私は十分生きて、後継者を作ることも出来たのだから。ただ貴女が嫌だというのなら、心残りになっちゃうけどね」
「そんな事無い、そんな事……」
ジワッと涙が溢れる。だって、私を救う為に貴女は……。
ううん、コレは二人が元々決めてたこと……なのだけど、それでも。
別れが決まってるなんて、悲しいに決まってるじゃない……。
――side響――
「シィ!!」「はああ!!」
「アハ♪」
アイツを中心に両側から高速の連撃を叩き込む。足を止めずに、ひたすら動
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