暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第69話 極天爆砕
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とりがある。しかも、わざわざここに投げてきたのは……。

「金髪と黒髪の百合も良いですわぁ」

 ゾゾゾと悪寒が背中を奔る。百合とか言ってんじゃねぇよ。

「……確かに可愛かったもんね。お酒飲んだら……よし」

「待って、よしって何が?」

 ちょっとフェイトさん? 変なこと考えてませんか? だけどまぁ……。

「もっと連携強化して行きましょうか」

「うん、もっと間隔を短くして……きっちり二人で合わせれば、可能性は有るよ。流石に1人でってのは無理かもしれないけどね。ぶっつけでコンビネーションとかしてみようか?」

「フフ、悪くない、やろうか」

 ガラガラと瓦礫を退かしながら、立ち上がると同時に二人で笑い合う。目立った外傷はお互いに無い。だからこそ……。

「まだやれる。行くよバルディッシュ」

『YesSir.』

 稲妻がほとばしる音と共に、再び二本のザンバーが展開されるのを確認しながら。

「今こそ使いこなそうか。暁鐘、晩鐘よ」

 転がってた刀を拾い上げて、切っ先を向ける。

 さぁ、色々あがいてみせましょうか!


――side震離――

「はぁ!? 今なんて!? 嘘だぁ!」

「はっはっは、嘘じゃないよ。俺やコイツ(・・・)みたいな存在が居るんだ。それくらい持ってるやつなんて沢山居るって」

 目の前でケラケラと笑ってるけど、冗談じゃない……じゃあ、もうひとりの聖王を叩くことは実質不可能ではないかと。

「でもね震離。所詮それは人の物差しだし、ちゃんと弱点と言うか攻略法はあるの」

「そうなんですか……でも、少し待って下さい」

 あらあらうふふといった様子で微笑ましく笑ってらっしゃるんだけど、ここで1つ問題が有るんですけど……。

「お二人方早すぎ!? 全然追いつかないんですが、それは?!」

「「ほらほら頑張れ」」

 具体的なアドバイスなし!? 嘘でしょう!?

『……震離さん、その……ファイト!』

 隣に居る流の励ましを受けて、頬が緩んでしまう。聞いて下さい、この子私の嫁なんですよ? めっちゃ可愛いでしょ? お陰様で、ちょっと元気が出て、私の前を行く二人に追いつく位になりまして!

「あら、震離も馴染んで来てるね。いい傾向だ」

「お、じゃあもっとスピードあげようか。頑張ってついてきなよ」

「は!?」

 ドンと、更に先に行く二人の速度が跳ね上がりました。くっそ、片方はキセル咥えて余裕だし、片方こっち振り向きながら移動してるし、何なの!? 

 しかし……未だ馴染んでないつってんのに、ここまで能力と言うか身体機能が強化されるとは予想外。AMFの影響受けててもこの速度を維持できるもんね、すごいわぁ。無かっ
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