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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第68話 不屈のエースと呼ばれる所以
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く動けないだろうけど。なのはさんの本気の砲撃の直撃を受けてるし。
しかし……。
「こっから砲撃地点見えないんだけど」
「……こりゃ勝てないわけだよ」
お? 何かディエチさんが凄く遠い目をしてらっしゃる。そう言えばなのはさんのバインドの跡があったということは、なのはさんと戦ったはずなんだけど。
この反応から察するに……そうか。勝負にならなかったのかな?
「まぁ、後は二人に頼むよ」
「響、その……信じてくれてありがとう! 必ず止めるから!」
「あぁ、吉報待ってるよ。それじゃね」
後ろ手に手を振りながら、砲撃で撃ち抜かれた穴を通って上を目指す。
ふと、フェイトさ……じゃない。フェイトの方が無事なのか、少し心配になってきた。俺が目覚めて簡単に話を聞いたとは言えど、外の状況がわからないし、そもそもだ。
何であいつらの内、誰も着いてきていない? 流と震離もいい加減帰ってきてる筈なのに、ここに来ていないということ。なのはさんと、フェイト、ヴィータさんだけで突入なんて突貫作業なんてレベルじゃないし。
なんだろう? 真綿で首を絞められるような感覚になっていく。戦術的考えると、あいつらも防衛に回されてる考えられるが、それでもだ。皆を心配してしまう。
まぁ、連れてかれて、操られてた俺が言えることじゃないんだけどね!
それにしてもなのはさん、超遠距離射撃じゃないですか……こんなAMFが凄いのにまた無茶したんだろうなぁ。そして、顔合わせたら無茶した罰って撃たれそうな気がしなくもないけど、それは仕方ないと割り切るかね。
――sideセイン――
「だ、ダメだ……セイン。コレじゃノーヴェ達を解放出来ない。助けられない!」
「大丈夫、落ち着いて。他に方法が無いか探そう、ね?」
普段あんまり感情を出さないディエチから悲痛な声が漏れる。正直予想外だなーって。私達はてっきりドクターと共謀して下の妹達を操ったり、ルーお嬢を暴走させているんだと思ってた。
だけど、違った。
もちろんコレはクア姉の暴走。独断で意識を奪って暴走させたことに代わりはない。おそらくドクターは関与してない……って考えたいけれど。
うちの姉様は余計なことをしていたようだ。暴走させたボタンはここにある。だけど、そのボタンを解除するための権限を持つのがドクターだけだ。
ここから考えられるのは……えーと。多分、私達も最悪な場合暴走させられる予定だったということ。
他に方法がないか詮索してるけど……コレは多分無いはず。しかもガジェットの指揮権はウーノ姉さんに譲渡されてる上に、さっきの砲撃を受けて破壊されたからなのか、ガジェットの出撃口を今度は上部ブロック、背部ブロックからガジ
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