暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第68話 不屈のエースと呼ばれる所以
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
く動けないだろうけど。なのはさんの本気の砲撃の直撃を受けてるし。

 しかし……。

「こっから砲撃地点見えないんだけど」

「……こりゃ勝てないわけだよ」

 お? 何かディエチさんが凄く遠い目をしてらっしゃる。そう言えばなのはさんのバインドの跡があったということは、なのはさんと戦ったはずなんだけど。

 この反応から察するに……そうか。勝負にならなかったのかな?

「まぁ、後は二人に頼むよ」

「響、その……信じてくれてありがとう! 必ず止めるから!」

「あぁ、吉報待ってるよ。それじゃね」

 後ろ手に手を振りながら、砲撃で撃ち抜かれた穴を通って上を目指す。

 ふと、フェイトさ……じゃない。フェイトの方が無事なのか、少し心配になってきた。俺が目覚めて簡単に話を聞いたとは言えど、外の状況がわからないし、そもそもだ。
 何であいつらの内、誰も着いてきていない? 流と震離もいい加減帰ってきてる筈なのに、ここに来ていないということ。なのはさんと、フェイト、ヴィータさんだけで突入なんて突貫作業なんてレベルじゃないし。
 なんだろう? 真綿で首を絞められるような感覚になっていく。戦術的考えると、あいつらも防衛に回されてる考えられるが、それでもだ。皆を心配してしまう。

 まぁ、連れてかれて、操られてた俺が言えることじゃないんだけどね!

 それにしてもなのはさん、超遠距離射撃じゃないですか……こんなAMFが凄いのにまた無茶したんだろうなぁ。そして、顔合わせたら無茶した罰って撃たれそうな気がしなくもないけど、それは仕方ないと割り切るかね。



――sideセイン――

「だ、ダメだ……セイン。コレじゃノーヴェ達を解放出来ない。助けられない!」

「大丈夫、落ち着いて。他に方法が無いか探そう、ね?」

 普段あんまり感情を出さないディエチから悲痛な声が漏れる。正直予想外だなーって。私達はてっきりドクターと共謀して下の妹達を操ったり、ルーお嬢を暴走させているんだと思ってた。

 だけど、違った。

 もちろんコレはクア姉の暴走。独断で意識を奪って暴走させたことに代わりはない。おそらくドクターは関与してない……って考えたいけれど。
 うちの姉様は余計なことをしていたようだ。暴走させたボタンはここにある。だけど、そのボタンを解除するための権限を持つのがドクターだけだ。

 ここから考えられるのは……えーと。多分、私達も最悪な場合暴走させられる予定だったということ。
 
 他に方法がないか詮索してるけど……コレは多分無いはず。しかもガジェットの指揮権はウーノ姉さんに譲渡されてる上に、さっきの砲撃を受けて破壊されたからなのか、ガジェットの出撃口を今度は上部ブロック、背部ブロックからガジ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ