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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第68話 不屈のエースと呼ばれる所以
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かった。

 スカリエッティの作戦プランでは、地上本部へ向かうのは、戦闘機人と私だけのはず。もう一人誰か居たというのか?

 しかし、烈火の将を躱して行ける人間……そして、元ストライカー。いや、まさかそんなはずはない。

 それにしても何故ここに? 本局第6武装隊が……それも、そこの部隊長であるティレット・ラートゥスまでが来ているのかそれが分からない。
 
 だが、それがどうした? 中将が本部に居る。ティレット・ラートゥスも本部へ戻った。おそらく守りを強化するためだろうが。

 それがどうした?

 既にこの身は死神に売り渡した。未来()を見ることを捨て、過去(後ろ)を振り向いて生きているのだから。想いは何一つ色褪せず。涙と共に奏で続けた。恨みを抱き、怒りを持って、仮初の正義を打ち砕くために。
 
「待っていて下さい。ゼスト様。あなた方の無念を、私が……私達が必ず……果たして見せます」

 もう少しだ、もう少しなんだ!



――side震離――

「予想は大当たり。聖王の反応が、玉座に1つ。王室に1つ、現時点の接続先は玉座だが……コレはおそらく」

「万が一、いえ、コレすらも想定しているんでしょうね。あの白い魔導士さんは強いんでしょう? 負けるって分かっていてこんな事するなんてね」

 ゆりかごの中の迷宮区に入ったと思えば迷わず1つの部屋に入るわ。そこからアクセスして情報集めるわ……やっぱこの人達凄いわー……うん、冗談抜きで。

『……震離さん、私……この方々のやっていることの半分も理解できてないのですが』

「あー、うん。私も私も。やってることは分かるけど、知ってるから出来るんだろうってことだね。正直すごいわ」

 私の隣で浮遊している流の唖然とした声に同意する。目の前に展開される情報に目を驚くばかりだし。
 玉座の間には、なのはさんと……多分ヴィヴィちゃんの成長した姿と戦闘している映像。王室に向かう道中には和服を着たフェイトさんが、大量のガジェットと交戦していて、動力炉にはヴィータさんが単騎で破壊をしようとしている。
 そのせいか皆さん既にボロボロだ。特にヴィータさんなんて、血まみれになってる。

 そして、一番わからないのが、響がナンバーズの子達と行動を共にしているという事。六課に帰れなかった私が言えることではないけど、何かトラブルが起きて、響が攫われて精神操作でもされたかな?

 だからフェイトさんと戦っていたのか? 色々気になることはある。特に奏なんて、何があったの? って聞きたかった。
 長い髪が好きだ。という響の言葉を聞いてずっと伸ばしていた髪を何で切ってしまったの? って。

 でも……。

『震離さん、あの』

 心配そうな表情を浮かべる流に、
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