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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第68話 不屈のエースと呼ばれる所以
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事だから、ルーお嬢様にも何かしてると思うんだ」
ある意味でここで二人協力者を得たのは大きいと思いたい。コレで裏切られたら悲しいことこの上ないけど。
「了解。じゃあすまんがそこまで連れてってくれ」
「オッケー。そしたら、ディエチはさっきと同じように背中に着いてもらって、響は私が抱えて。あ、こっちじゃなくて背中から抱きつく形になるから宜しくー」
……俺、セイン、ディエチという順で並んでるのが凄くシュールだなぁって。
あと、この子達の親というか、スカリエッティって。やっぱ変態じゃなかろうか? 何で戦闘服をこんな……スーツにしたんだ? 目のやり場に困る。
絶対表情には出さないけどな!
「よし、IS発動、ディープダイバー」
宣言されると共に、ずぶりと足元から沈んでいく。何というかこう……ちょっとテンションが上がるなぁって。
疑うわけじゃないけど、願わくば嘘じゃなければいいなぁ……。
「あ、お嬢以外の生身の人は初めてだから、目を閉じて息も止めててねー」
「そういう事先にいってくれません!? って、ちょっと、あ、待っ」
――side――
体が悲鳴をあげている。もう動けない、と。だからどうした? 私には私のやるべきことがある。
かつて憧れた隊長の為に。私を好いたあの人の為に。
動かねば。
何のためにここまで汚い真似をして生きてきたと思っている? 何のために犯罪者と笑いあって生きてきたと思ってる?
今、この機会を逃せばもう二度と来ない。訪れない。
今しかないのだ。今しか私には時間がないのだ。
己が親友を切り捨ててでも、正義だと嘯いたあの者を打ち砕く為に。知っては成らぬことと言われ、殺されたあの人の為に。
「居たぞー! 瓦礫の下に埋まってる!」
「ラートゥス隊長! この首都防衛隊の面々は如何しましょう?」
「縛りあげて拘束! 隊長とその付添も見つけ次第拘束! フレイ中将もコレには驚くだろうな。良かれと思った援軍が敵に回るなんて……糞ったれ!」
……騒がしい奴らが来てしまったか。だが、混乱に乗じて逃げることは可能だ。
「ラートゥス隊長、報告です。機動六課のシグナム二等空尉のラインが破られた模様。現在追ってると連絡がありました!」
「チィッ! 流石元ストライカー。伊達では無いか……。いよいよもってレジアスの身が危ないか。分かった、俺が本部へ戻る。お前たちのやるべきことはわかっているな?」
「はっ! 緋凰と天雅、叶望の3人の同期の救出、ここに居た小隊の捕縛を完遂後。地上部隊の援護に周ります!」
「宜しい。頼んだぞ!」
……誰のことを差している? その人物があの者へと接近しているのが分
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