暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第68話 不屈のエースと呼ばれる所以
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
事だから、ルーお嬢様にも何かしてると思うんだ」

 ある意味でここで二人協力者を得たのは大きいと思いたい。コレで裏切られたら悲しいことこの上ないけど。

「了解。じゃあすまんがそこまで連れてってくれ」

「オッケー。そしたら、ディエチはさっきと同じように背中に着いてもらって、響は私が抱えて。あ、こっちじゃなくて背中から抱きつく形になるから宜しくー」

 ……俺、セイン、ディエチという順で並んでるのが凄くシュールだなぁって。

 あと、この子達の親というか、スカリエッティって。やっぱ変態じゃなかろうか? 何で戦闘服をこんな……スーツにしたんだ? 目のやり場に困る。

 絶対表情には出さないけどな!

「よし、IS発動、ディープダイバー」

 宣言されると共に、ずぶりと足元から沈んでいく。何というかこう……ちょっとテンションが上がるなぁって。

 疑うわけじゃないけど、願わくば嘘じゃなければいいなぁ……。

「あ、お嬢以外の生身の人は初めてだから、目を閉じて息も止めててねー」

「そういう事先にいってくれません!? って、ちょっと、あ、待っ」

 
――side――

 体が悲鳴をあげている。もう動けない、と。だからどうした? 私には私のやるべきことがある。

 かつて憧れた隊長の為に。私を好いたあの人の為に。

 動かねば。

 何のためにここまで汚い真似をして生きてきたと思っている? 何のために犯罪者と笑いあって生きてきたと思ってる?

 今、この機会を逃せばもう二度と来ない。訪れない。

 今しかないのだ。今しか私には時間がないのだ。

 己が親友を切り捨ててでも、正義だと嘯いたあの者を打ち砕く為に。知っては成らぬことと言われ、殺されたあの人の為に。

「居たぞー! 瓦礫の下に埋まってる!」

「ラートゥス隊長! この首都防衛隊の面々は如何しましょう?」

「縛りあげて拘束! 隊長とその付添も見つけ次第拘束! フレイ中将もコレには驚くだろうな。良かれと思った援軍が敵に回るなんて……糞ったれ!」

 ……騒がしい奴らが来てしまったか。だが、混乱に乗じて逃げることは可能だ。

「ラートゥス隊長、報告です。機動六課のシグナム二等空尉のラインが破られた模様。現在追ってると連絡がありました!」

「チィッ! 流石元ストライカー。伊達では無いか……。いよいよもってレジアスの身が危ないか。分かった、俺が本部へ戻る。お前たちのやるべきことはわかっているな?」

「はっ! 緋凰と天雅、叶望の3人の同期の救出、ここに居た小隊の捕縛を完遂後。地上部隊の援護に周ります!」

「宜しい。頼んだぞ!」

 ……誰のことを差している? その人物があの者へと接近しているのが分
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ