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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第68話 不屈のエースと呼ばれる所以
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、正直嫌だ。さっきも言った通り地上に降りた妹達が無理やり暴走させられてるんだ。チンク姉と相談して決めてた。もし負けることになったら。私とチンク姉で、下の妹達を保護してもらえるよう頼み込もうって。
もちろんしでかした事を考えると許されるとは思ってないし。そう言う指示を受けたからって逃げるつもりも無い。だけど……妹達位は守りたいって思ったんだ。
それに、私達は姉だと思ってるけど、向こうはそう思ってないみたいだしね」
……ちょっと予想外。いや、そうでもないな、チンクと戦ってるときもあんまり乗り気じゃないっていうのは分かってた。だけど……そうか。
こんなにも情を持っているのに、な。
「分かった。セインちょっと後ろ向いてみ。ディエチも下手に動くなよ?」
「うん、分かった」
「え、何すんの?」
すげぇなこの子。半信半疑なのに言われた通り、反転してくれたし。ディエチも普通に受け入れてるし。
まぁ、いいや。なのはさんには悪いけど……暁鐘を抜いて縦一閃に振り下ろして。バインドを斬る。
……最悪な場合後ろから撃たれるかもしれんけど、それは仕方ないと諦めよう。我ながら博打してるなぁと思うけどな。
「「……」」
バインドが解けたのに、何か凄く気まずそうなお二人。なんだ? こういうのも目的じゃ無いのか?
「……あの、響? 解いてくれて嬉しいんだけど……」
「おう、どうした?」
小さく手を上げながら、申し訳なさそうに進言するディエチを見て、なんとなくいい感じではないと悟る。
「……私のIS。ヘビーバレルって言うんだけど……その」
凄く言いにくそうにしてる。しかしちょっと待てよ。いつか流を撃った時、この子ってば確か大砲を所持してたよなぁ……で、今はそれが無い。という事は、だ。
「……今の私。あんまり戦えない」
「マジかよ」
「ついでに言うと私も隠密・潜入がメインだから、あんまり強くない!」
「嘘ーん」
片や申し訳なさそうに、片やどうだと言わんばかりに。何だこいつら……あー、でもだ。確かこの子壁から抜けてきたよなって。
「そしたら、俺をピンポイントで連れていけたりする?」
「うん。ただ、それがクア姉にバレたら私も操作される可能性がある」
一瞬表情が曇った。感情がハッキリしている分。直ぐに分かるなって。
「……なるほど。じゃあそいつがいる部屋の前まで連れて行ってくれ。後は俺がなんとかするから」
「うん、それでいいなら請け負うよ。クア姉に勝ったら、下位ブロックのガジェットの射出は私とディエチで止める。その前に」
「地上に降りたチンク姉達に投降するように呼びかけるし、暴走してる他の子達も止める。多分クアットロの
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