暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第9話『決着!真ゲッター対メタルビースト真ゲッター』
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たからだ。
「それは…」
「ほら言えない!だからお前は生きている必要が無いんだよ!」
「そんなこと…」
「そんなことあるんだよ!お前の方が死ねよ!死ねないんだったらお前は俺達の玩具になれよ!」
「いやだ…いやだ…いやだ…」
雅は操縦席で怯えていた。
「そんな!どうして君が!」
圭一も同じく怯えていた。圭一の目の前には、圭一がかつて東京にいた頃にエアガンで撃ってしまった少女がいた。
「あのせいで私、目が見えなくなっちゃったの。どうして、あの時逃げちゃったの?」
「それは…」
「だからね、責任、とってくれる?」
「責任?」
「あなたも、目が見えなくなって。」
「い…嫌だ!」
「なんで?どうしてそんな都合のいいことを言うの?人の目を奪った癖に。本当は自分より弱いものをいたぶって楽しんでいる癖に。どうして、自分の番になったら手のひらを返すの?おかしくない?」
「それは…」
「ねぇ、だからさ、早く目が見えなくなって。」
圭一もまた、操縦席で怯えていた。
「どうしてフェイトは、ちゃんと私になれなかったの?フェイトが私になれていれば、母さんはおかしくならないですんだんだよ!フェイトが母さんを、おかしくしたんだ!」
「アリ…シア?」
「私になれないなら、私の記憶も、見た目も、全部返して!」
「どうしたのアリシア!」
「フェイトは私のことをお姉ちゃんだと思っているみたいだけど、それはフェイトの勝手な考え!私の記憶も、見た目も、生きる権利も奪ったくせに、私の妹とか言わないで!」
「そんな…だってあの時!」
「あれはフェイトにとって都合のいい夢でしょ!私の擬き品のフェイトは、誰も大切にしない!だって必要ないもん!みんなが欲しいのは本物の私で、偽物のフェイトはいらないもん!」
「アリシア…そんなこと言わないで…」
フェイトもまた、操縦席で怯えていた。
「奴らめ、大分苦しんでおるな。」
メタルビースト真ゲッター1を操縦している早乙女博士は真ゲッター1の首をゲッターサイトで絞めながら言う。
「これなら勝てるよね、スティンガーくん。」
「そうだね、コーウェンくん。」
メタルビースト真ゲッター1は絞める力を上げる。
「やめて、アリシア…そんなこと言わないで…」
フェイトは怯えている。すると、あるものにふと触れる。
「これは…」
そう、フェイトが触れたものは雅が自身の為に命を懸けて手に入れた、
母
(
プレシア
)
の言葉が録音されたレコーダーだった。
「そうだ。母さんは言ってくれた。私は愛されているって。私はアリシアの記憶も、見た目も持っている。だけど私はアリシアじゃない!私は、フェイト・テスタロッサ。アリシアの妹だ!」
フェイトはレコーダーを再生する。
『きっと、私を受け入れないでしょうね。アリシアの、う
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