暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第67話 第二ラウンド開始!
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んですよ、えぇ、本当ですよ?

「え、あ、開いた? 待って。震離(・・)ダメ、行っちゃダメ! 待って!!」

 突然悲鳴のような声をあげる奏に驚く。その声と共に空の罅が大きく割れた瞬間、大きな魔力を持った何かがゆりかごの私と紗雪で空けた穴へと入っていくのを確認した。

「奏、どうしたの?」

「……別れが辛くなるからって、ごめんねって、そう言ってた……だから、追わないと……ッ!?」

 奏が踏み出そうとした瞬間、突然ゆりかごの上部区画より砲撃を放たれ咄嗟に防ぐ。今までV型や空戦型とは違う、魔導士のような砲撃。
 誰がと考えてその砲撃を放った元を見て直ぐに納得し、困惑した。

 カートリッジを装填した杖を持ち、人の上半身を模した機械の体、そして下半身には移動をスムーズに行うための浮遊ユニットの代わりのガジェットT型を装備した歪な新型が大量に展開していた。

 それに合わせて私達が空けた穴にはガジェットV型が敷き詰められるように集まり、レーザーの弾幕を展開。

「奏、追いたい気持ちは分かる。だけど、今私達がここを抜けたら……分かるね」

「……うん!」

 ごめんね。直ぐに追わせてあげたいけど、また新型……それも知らない動きをする者が現れたというのは私達にとってもショックだし、何より人のような攻撃をするのが現れたというのは戦術的にショックは大きい。だからまだ行かせるわけには行かないんだ。

「紗雪はそのまま有象無象の排除、私と奏で弾幕展開して牽制! はやてさん!」

「もちろんや! ミッド航空部隊、今一度勇気を見せるときや、行くで!」

「「うぉおおお!!」」

 フェイトさんが響を倒した映像のお陰で活気は戻りつつある、が……新型の度合いによってはまたひっくり返る可能性が高いし。
 何より……今の砲撃、気のせいじゃなければ……いや、まさかそんな。無い無い。基本的によっぽど適正がない限り発動に1分近く掛かるんだ。いくら新型と言えどそんなはずはない。イレイザー(消滅系)なんて、そんな馬鹿な話があるものか。

 それにしても……既に先行組……なのはさん達が突入してから割と経ってるけど、内部の情報が全然流れてこない。響の現状もそうだ。フェイトさんの一撃の後どうなったのかわからない。後追いの突入組もガジェットに阻まれてるせいで中々進めないみたい。
 それが本当に焦れったい。内部侵入し易いように穴を開けたけど、それは第三者が侵入に使ってしまったし、新型は出て来るし。中々上手くいかないなって。

『こちら楠舞ー、こちら楠舞ー。ナンバーズの4番を見つけ次第、しばいて欲しい』

 ……うん? 煌からの通信を受けて首を傾げる。無事だったんだねと思うよりも先に内容を聞いても意味が分からない。ナンバーズの子達
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