暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第67話 第二ラウンド開始!
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のは嫌だって悲しんでるのに、こんなになるまで使うなんて……酷いよ。

『こちらギンガ! 今、下で変異ガジェットの群れと……って、え、煌!? 何してるの!?』

『こっちのセリフだ! もうちょっと前確認してもらっていいですかね!?』

 ギンガさんから連絡が来て、モニターが開かれた。画面に移るのは慌てた様子のギンガさんと、ボロボロになってる煌さんの二人。下に来てるって、何で二人が?

『あ、そうだ。エリオ、キャロ? もう少し、もう少し踏ん張れる? 今、ナンバーズの……チンクと協力して、操られている子たちを助けようとしてるの!』

「……操られてるって、チンクさんって確か」

 お兄ちゃんを連れていく様に指示を出した人……だけど、何で?

『詳しい経緯は後で説明するけど。今ナンバーズのチンク……5番の子から下の子たちが強制的に操られてて、多分召喚士の子も操られてるはず。それをなんとかしようって皆動いてる!』

『マジかよ。それならトーレとセッテ。あぁ、いや、3番7番は今気絶させてるから、後は他の場所の子達だけだ。プランは?』

『……大本をなんとかしないといけない。だけど、必ず勝機はあるはず、4番を止めれば、皆解放される!』

 画面の向こうで煌さんとギンガさんが話してる。エリオくんもその言葉を聞いて、安心した様子で。

『時間稼ぎをすれば良いんですね!』

『うん! エリオ、キャロ、出来る?』

『「はい!」』

 ……やっぱり操られてたんだ。だったら……。

「フリード、ヴォルテール! 時間いっぱい、頑張ろう!」

「「■■■■■■■■!!」」

 二騎が力強く答えてくれた。ゴールがわかったのなら、まだまだ踏ん張れる。だから、頑張るんだ!


――side時雨――

 ヤバイヤバイヤバイヤバイ。何あれ何あれ? 何か空が割れたと思ったら見知った声で念話が飛んできたって奏が言ってるけど……。

 いやいや、冗談でしょう? 魔力が入り乱れすぎてわからない以前に。あんなの人の魔力じゃないって。

 はやてさんに相談しようにも、空が割れるとか言う異常な状態に、他の隊員を落ち着かせる方向で忙しそうだし……。

 奏は空に罅入れた人物と連絡を取ってるだろうし。他の隊員達も浮足立ってる状態だと一気に押し込まれかねない。ゆりかごの砲門を担当してるガジェットV型が本当に厄介だなー。仕方ない。

 魔導運用に反しそうだけど、私は水を流して、それを固めて貰うだけだしセーフだと信じよう。

「紗雪!」

「何時でも、撃ってくれたら私が合わせる!」

 ほんっと、心強いねあの遊撃手は。ガジェットを足場にしながら次々と、的確に短刀をガジェットの動力元に挿してAMFを解除。更に内部にス
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