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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第67話 第二ラウンド開始!
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エちゃん勝った……? いや、違う。あれは! フェル、行くぞ!」
『了解』
少し離れたビルの屋上に二人を置いて、即座にルシエちゃんの元へと急ぐ。多分黒い蟲と、フリードなら拮抗どころか、フリードなら勝てるだろう。だが……見たこと無いガジェットが集まってる。I型を下半身に、上半身には腕を二本はやして杖持ってるし。
しかも遠目で一瞬しか見えなかったが、あの召喚士の女の子。自我を失ってるようにも見えた。
ビルからビルへ飛び移りながら、フェルを大鎌形態へ移行。だが、切先が赤い炎になってしまうが……グダグダ言ってる場合じゃない。
一際大きくビルから飛んで、鎌を大きく振りかぶる。ビルをよじ登る変なガジェット達に狙いをつけて。
「フェル!」
『FlammeSichel』
「ファイヤ!」
空中で大きく振るって、赤く燃える魔力刃を振るって射出。同時にビルを登っていたガジェットがこちらに気づき、こちらへ集まってきた。
丁度良い。どうせあのデカイの相手にするなんて、現時点……うーん。万全でも無理かなぁ、あれは?
まぁ、どちらにせよ良いや。
「第3ラウンドかな?」
『えぇ、やりましょう』
地上へ降りると、周囲を埋め尽くさんばかりの変なガジェットが現れ、埋め尽くす。ざっと数えるのも面倒になる程だ。
さて。
「残り火でも、十分火力があると証明しようぜ?」
『えぇ、激しく燃え盛りましょう!』
その言葉を切掛に、ガジェット達が踏み込んできた。周囲まるごと焼き払おうと、フェルを振り上げた瞬間。
『Divine Buster』
「……うん? うぉ!?」
深い蒼の閃光が通り過ぎました。
――sideキャロ――
「ルーちゃん、ルーちゃん!!」
「ぅぁあああああ、うあああああ!!」
苦しそうに泣き叫んでる。赤い稲妻が奔るとと瞬間的に魔力も大きくなって……。あの白天王と呼ばれる子も、地雷王も、皆苦しそうに戦ってる。特に白天王はルーちゃんが操られているのに気づいてるのに、どうしようも出来ないのか、苦しそうに悲しそうに……泣いてるようにも見える。
『こちらエリオ! ダメだ、ガリューも、もう意識がないのに人形みたいに立ち上がってくる!』
「そんな!」
エリオ君のモニターには、ぼろぼろになったガリューが、無理やり起きて戦いを継続している様が映ってる。エリオ君もコレ以上攻撃したらまずいって分かってるみたいで、防御に専念してる。
地雷王達だって、苦しんで血の涙を流して……。今はフリードが相手をしてるけれど……これ以上攻撃したら、地雷王達も危なくなる。
せっかく、せっかく分かり合えたのに。一人ぼっちは嫌だって、誰もいない
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