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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第67話 第二ラウンド開始!
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合わせて距離を詰めているが、もう少しだな。何とかして意識を刈り取れば、ギンガの妹達二人が解放される。そうすればおそらく更なる連携が取れるだろう。
『チンク! 他の姉妹の子達を操ってる人がどこに居るか分かる?』
瓦礫の影に身を潜めながら、ギンガからの音声通信に応える。
「予定ではアジトに待機、だったのだが、通信を受けた時知らない背景をバックに映っていたからアジトには居ない。おそらく……」
『もしかして、ゆりかごに!?』
「可能性は無いとは言えない。すまない、あまり役に立てないな」
『ううん。あともう一つ。人型の乗ったガジェットについて弱点とかって』
「人型? 多脚W型の事か?」
『ううん、杖を持って、人の上半身を乗せたT型の事なんだけど?』
「……なんだそれは? 私は……知らないぞ?」
声が震える。私が知ってるガジェットの大まかな型は4つある。カプセル状のT型。全翼機のU型。大型のV型。そして、プロトモデルでもあった、多脚のW型。
だが、ギンガの言う人の上半身の乗ったT型と言うのは知らない。その上杖を所持? 何だそれは?
『今、煌さん……援軍の人に任せて連絡しているんだけど、今までのガジェットに比べて、遥かに強力になっているから。何か弱点があればって』
「すまない。私もそのタイプは始めて聞いたんだ。本当に、済まない……ッ!」
悔しさで食いしばる歯に力が入る。
いつからだ? いつから、私は切り捨てられていた? いや、私達は見限られていた?
妹たちを暴走させたのも予定通りなのか? だとしたら、だとしたら……!
「ドクター。クアットロ……ッ!」
叶うのなら妹たちを暴走させたクアットロに一撃を与えたい。だが、今は……今は。
「オットー、必ず助けるぞ! 行くぞ!」
両手にナイフを展開して、今一度オットーめがけて飛び出していった。
――side響――
ぶち抜かれた穴から下のフロアを目指して移動を開始してから割と経った……んだけど。
見栄を張るんじゃなかったなぁって。
魔力ダメージで撃ち抜かれた、とは言え。やはり体は正直らしく、今更になってガクガクと震えが来やがった。
いや、そもそもこのダメージって、あのヌルとか言う女の子と戦ったときのダメージなんじゃないか?
その辺の壁に寄りかかって呼吸を整える。このまま座り込みそうになるけど、そうしたら立てなくなるし不味い。下のフロアのガジェットの射出口を破壊しに行くんだ。そう、約束したんだ、俺は!
「あ、居た」
「……うん?」
真上から声が聞こえて思わず見上げる。そこに
あった
(
・・・
)
のは水色の髪の生首が壁に垂直に生えて。その隣に
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