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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第66話 決着、あなたを慕う事
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間違いだ。なぜなら……。
「ッ、避けろセッテ!!」
投げ返したにも関わらず、その刃を手に取ろうと、伸ばした瞬間、間近で爆発。衝撃で地面へ向けて落ちていった。
そして、直ぐ様背後に居る格闘型の背中に乗るように、蹴りを放って一度距離を取る。
『チャージコンプリート。行けます』
宙を舞っていたフェルを手に取り、その形態が変わる。双刃の斧が、その刃を1つに束ね、赤い炎の刃が展開、巨大な刃を持った鎌へと姿を変えて。
「コレで決着を着けよう!」
「ライドインパルス!」
互いに高速で飛翔、肉薄し互いの攻撃が奔る。ビルの隙間を縫いながら、高速戦。お互いの攻撃が掠め合い、傷が出来ても止まらない、否。止められれば俺が負けてしまう!
だが……。
「一つ聞きたい!」
「なんだ!」
自然と頬が緩んでくる。頭がおかしくなったかと思われそうだが、そうじゃない。一際大きく弾いてもう一度距離を取って互いに見合う。
「俺の名前は、煌! 貴殿の名前を聞きたい!」
一瞬驚いたように目を見開いたと思えば、わずかに口元を緩めて。
「ナンバーズ、サードナンバー。トーレだ」
「……トーレか。さっきの子はセッテと言ってたな。そうか」
ここまでの戦闘で疲弊した体を落ち着かせながら、噛みしめるようにその名を呼んで。
「ならばトーレ。この一打受けてみろ。正真正銘最後の一打だ」
「……来いッ!」
ギリギリと互いにプレッシャーを掛け合う。そして、その顔はお互いに歯を見せながら、歯を見せながらニィっと笑う。
合図があったわけではない。だが、トーレが踏み込むと共に、残像を残しながらこちらに接近してくる。今までの中で一番の速さだ。
目を閉じ、心を落ち着かせて。
今なら、落ちる水の一滴をも感じ取れる。
赤い炎ではダメだ。火力が足りない。青い炎には届かない。ならば―――
『Z?ndung.』
刹那、フェルの展開してた刃が白炎と共に静かに燃える。目を凝らさねば見えぬほどの薄い炎。だが、その火力は。
受けて確かめて見ろ!
「「行くぞ!」」
開眼と同時に踏み込み、高速で鎌を振り抜く。トーレは残像と共に自身の体を螺旋状に回転させ、体を1つの砲弾として突っ込んでくる。
互いの一撃がぶつかり合い、一瞬拮抗する。鎌の切先と、トーレの展開する手首のブレードが鈍い音と共にぶつかりあう。
そして、互いにすれ違うも、直ぐに追撃。高速で攻撃と防御を繰り返す。お互いに残像が残るほどの速度で、薙ぎ、払い、突きに対して、蹴り、膝、拳でトーレも対抗する。
いくつもの型を一瞬で振り、火花を散らす。
だが、先に動いたのはトーレだった。この
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